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「大阪滋慶学園就職フェア2015」大阪城ホールで開催 病院、福祉施設など300法人、学生4000名が参加
2015.05.19
病院や福祉施設など医療業界・福祉業界で働くための「大阪滋慶学園就職フェア2015」(大阪府、大阪市、大阪府看護協会、大阪府社会福祉協議会など後援)が5月11日(月)、大阪市中央区の大阪城ホールで開かれ、これまで最高の300の医療法人や福祉法人、事業所と約4000人の学生が参加しました。
この就職フェアは毎年開かれており、今年で11回目。年々、参加法人数が増えており、昨年よりも約40法人の増加となり、過去最大規模の大阪滋慶学園主催の就職フェアとなりました。
メインアリーナーだけでは収まりきらないため、付属の城見ホールも使って会場設営が行なわれ、大阪、兵庫、京都をはじめ、奈良、和歌山、滋賀、三重、徳島さらには東京や神奈川、福岡、静岡から約150の大手・中核病院と、社会福祉法人や検査機関、企業など計300法人がところ狭しとブースを並べました。
参加した学生は、大阪医療技術学園、大阪ハイテクノロジー、大阪保健福祉、大阪医療福祉、大阪医療看護の学校法人大阪滋慶学園の専門学校5校と、姉妹校の京都医健専門学校や一般参加の他大学の学生の皆さん。
開催に先立って開会式が行なわれ、浮舟総長と近藤学校長が挨拶を行ないました。浮舟総長は主催者を代表して、各関係団体や参加事業所にお礼を述べた上で、「本学の職業人教育の大きなポイントは産学連携にあります。今日は学生がめざす業界を知ることが大きなテーマです。毎年約35%の学生の就職がこのフェアで決定しています。ぜひ学生への的確な就職アドバイス、ご指導をいただければと存じます」と挨拶、近藤学校長も「こんなに沢山の病院や施設の方々が皆さんのために集まってくださっています。ぜひ気力を絞って貪欲に一つでも多くのブースを回ってください」と学生に呼びかけました。
各ブースでは人事担当者らが大きなパネルやプロジェクターを使って、病院や施設の経営理念や特徴、福利厚生、勤務条件などについて懇切丁寧に説明。リクルートスーツに身を包んだ学生たちは、それぞれ胸に大きな名札を付けて自己紹介しながら各ブースを訪れ、病院や施設が大事にしている考え方や、勤務シフト、仕事の中身、休暇制度などについて、ノートにメモを取りながら、次々と質問をぶつけていました。
また会場の各コーナーに設けられたセミナールームでは大手就職情報会社の専門スタッフによる「就活マナー講座」や「面接対策講座」「社会人マナー講座」をはじめ、厚労省ハローワークによる「大阪新卒応援ハローワーク 就活なんでも相談」なども開催され、大勢の学生で賑わいました。
保護者に対する就職説明会も開かれ、看護師や理学療法士、臨床検査技師、診療情報管理士、バイオ技術者、鍼灸師、介護福祉士など国家資格等を取得して今年度から病院等で働く卒業生が、それぞれの就活体験や現役学生へのアドバイスなどを紹介するパネルディスカッションなどが行なわれました。さらにキャリアセンター担当者からは昨年度、各校に寄せられた求人票が10,000社を超えたことや、最終的な就職率が100%を達成したとの報告が行なわれました。
また、高等学校の進路指導の先生方を対象にした業界研究セミナー「看護・医療業界の求める人物像と進路指導について」が開かれ、20名余りの先生方が参加しました。医療機関で働く卒業生4名が講師を務め、「スポーツ系や文系からでも医療系をめざせる。理科系の科目も基礎からやり直すのでついていく事ができた」、(進路選択の際の高校の先生のアドバイスについて)「将来の選択をあわてて決める必要はない。視野を広めてからでいいとアドバイスを受けて大学に行った。結局、専門学校に入り直したが、それはそれで良かった」「医療系の職業や資格について先生は知らなかった。知ってもらっていたらもっと良い選択が出来たのではと思う」、(高校時代にやっておけば良かったことは)「専門学校時代はあまり遊べなかった。現在の仕事も結構忙しいので、もっと遊んでおけば良かった」といった意見が出ました。
高校の先生方からも質問が出て、「大学を出てから専門学校に入り直すメリットとデメリットは?」という質問には、「大学に行って遠回りした分、経験や視野が広くなって、友達も多いので、今の医療職にも役立っている」「4歳も5歳も年齢が違う人たちと一緒にいると、遠回りしすぎて親にも迷惑をかけたと思う」といった意見がでていました。
さらに現在の仕事のやりがいについては、全員が患者さんや入居者、家族の方たちから「ありがとう」と感謝されることが支えになっていると、口々に話していました。