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【神戸医療福祉専門学校】6カ国の教育関係者が参加して「アジア義肢装具教育シンポジウム」開催

アジア6カ国から7名の教官をパネリストに迎えて開かれた「アジア義肢装具教育シンポジウム」

タイやカンボジアなどで地雷や病気、交通事故で手足を失くしたアジアの途上国の人たちに義足や義手などを提供する義肢装具士の養成に取り組む教官らを講師に迎えての市民公開講座「アジア義肢装具教育シンポジウム」が8月6日(月)、神戸医療福祉専門学校三田校で開催されました。

アジアの発展途上国では手足を失くし、義足や義手、装具を求めている人が沢山います。しかし、まだまだ障害者の声が社会に反映されていないのが現状で、日本のような先進国と違い、政府による義肢装具の援助が十分に行なわれておらず、国際的NGOの支援に頼っています。

シンポジウムはこうしたそれぞれの国の状況を理解し合い、情報を共有して義肢装具医療の協力、発展を図るとともに、広く市民にも理解してもらおうと開かれたもので、香港理工大での開催から3年目、国内では初めての開催となりました。

座長を務めたタイ・シリンドン義肢装具学校教務部長、佐々木伸先生をはじめ、スリランカ出身の義肢装具学校講師、Chathuranga Munasinghe先生、フィリピン・ラモンマグサイサイ工科大学記念医療センター講師、森本哲平先生、カンボジア義肢装具学校臨床部門マネジャーのTeap Odom先生、神戸医療福祉専門学校三田校の事務局長、内田充彦先生、タイ・マヒドン大学義肢装具学講師のSeng-lad Sirirat先生、香港理工大学准教授のMS Wong先生の6カ国7名の教官らが出席。