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滋慶学園グループの卒業式シーズン始まる。COMグループ名古屋地区3校で合同卒業式
2015.03.13
3月に入り、滋慶学園グループの卒業式シーズンとなりました。
3月5日(木)には、グループ校のトップを切って名古屋コミュニケーションアート専門学校、名古屋医健スポーツ専門学校、名古屋スクールオブミュージック専門学校の、COMグループ名古屋地区3校合同卒業式がウエスティンナゴヤキャッスルにて執り行われました。
式典にはあでやかな袴姿や凛々しいスーツに身を包んだ卒業生621名をはじめ、来賓、講師、保護者の皆様などお祝いに駆けつけた約430名が列席しました。卒業証書と専門士の称号を授与された卒業生たちは、この日の明るい日差しのように、それぞれの輝く未来に向かって母校を巣立っていきました。
2年前に開校した名古屋医健スポーツ専門学校、名古屋スクールオブミュージック専門学校は、第一期生となる卒業生を送り出しました。
NSMゴスペルアンサンブルの先導で国家斉唱で始まった式典では、まず最初に卒業証書と専門士の称号が3校の各学科代表に授与されました。次に、3校の学校長を代表して、名古屋医健スポーツ専門学校 久保田一学校長からの式辞が述べられ、続いて滋慶学園グループ 浮舟邦彦総長から卒業生に祝辞が贈られました。
久保田学校長、自らが選んだ仕事を誇り高くやり抜き、心豊かな人生を!
浮舟総長、明日からが真のプロとしてのスタート。好奇心を持って学び続けてください
「プロとして第一歩を踏み出される皆さんに望むことはただ一つ。いい仕事をしてほしい。私はいい仕事を気の利いた仕事と言い換えてみました。それは手間、工夫、おもいやり。つまり一手間かけた、一工夫されたおもてなしに思いやりを感じとってもらえる仕事です。お客様や患者さんの期待を少しでも上回る仕事をして差し上げたとき、この世の中で一番美しい言葉“ありがとう”が頂けると思います。苦しいことが多い中でも、仕事が楽しくできるのは自分だけです。自分が選んだ仕事を誇り高くやり抜いて、心豊かな人生にしてください」と式辞を述べました。
「卒業はゴールではなく、これからが真のプロとしてのスタートです。プロが成長していくには原則があります。それは仕事を通して成長していくことです。明日からの仕事、職場、お金を大切にしてください。社会人としてのルールは、皆さんの信頼につながっていくものです。また、好奇心を持って学び続けることの大切さです。人のネットワークを大切にしてください。明日からの新しいステージ、“よし、やるぞ”という強い気持ちを持ち、一歩を踏み出していただくことを祈念します。おめでとうございました!」とお祝いのメッセージを贈りました。
次に、皆勤賞21名、精勤賞91名と、卒業制作展出展作品から将来が期待される研究・制作に送られるJESC(滋慶教育科学研究所)努力賞、審査員特別賞、奨励賞、授業で取り組んで来た企業課題等の中から選ばれた優れた活動に学校長賞、理事長賞、総長賞が贈られました。
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近藤雅彦JESC室長から表彰されるNCA総合デザイン科の村田恭奈さん。アメリカのアニメ映画「プロモーションツール制作」が高い評価を受けました。
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「ラブラブスイーツ」の店舗運営取り組みで大きな成果をあげて理事長賞を受賞。チームを代表して表彰状を受け取るNCA製菓・製パン科の栁澤拓希さん。
続いて、募金贈呈が行われました。骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「Hospital Of Miracle」に来場されたお客様からお預かりした募金、総額46万4,768円を、公益財団法人日本骨髄バンクと財団法人夏目雅子ひまわり基金に卒業生から贈呈しました。
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公益財団法人日本骨髄バンク理事 佐々木利和様
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財団法人夏目雅子ひまわり基金事務局長 小達一雄様
湯川れい子名誉学校長
好きな仕事を一生懸命続ければ、どんな時代でも奇跡は起きます
続いて、湯川れい子名誉学校長から卒業生に祝辞が贈られました。
「好きな仕事を見つけて一生懸命やる。そしてそれを続けていけば、いくつになっても、どんな時代でも奇跡は起きる」と、最近湯川先生の身近で起きた奇跡、会社勤めをやめて音楽家に転身し、優先チャートで1位となった歌の作詞をした男性の奇跡を紹介し「健康に気をつけてください。とにかく丈夫でないと好きな仕事はできません。健康管理に気をつけてください。そして、私が書いた『六本木心中』の歌詞のように、まさに心なんてお天気で変わるんです。自分が幸せだと思えば、幸せになるんです。そのことを覚えていてください」。そして、心の形は体の形、体の形は心の形と、湯川先生が辛いときに行う気分転換のおまじないを卒業式は最後の授業ということで伝授いただきました。
卒業生総代 植月さんの謝辞
作りあげたイベントは宝物、仲間との思い出は誇りです
名古屋スクールオブミュージック専門学校商業音楽科の植月成美さんが、涙で声を詰まらせながら、謝辞を読み上げました。「イベントを通じ、仲間とのコミュニケーション、礼儀など多くを学びました。技術の足りなさ、知識の足りなさに悔し涙を流したり、仲間と意見がぶつかったことも多々ありました。精一杯作り上げて来たイベントは、私にとって宝物であり、仲間達と必死に頑張って来た思い出は誇りです。この思い出があるからこそ、この先辛いことがあっても強くなれると思います。NSMで過ごしたかけがえのない日々を忘れずに、笑顔で旅立って行きます」と、見守ってくれた両親と先生方への感謝を述べました。名古屋スクールオブミュージックミュージック専門学校の鶏徳尚雄学校長は「温かい言葉をありがとう。人生はスタートの連続です。皆さん、頑張ってください」と卒業生に言葉を贈りました。
式典の最後は、講師、教職員を代表して、ゴダイゴのミッキー吉野先生(キーボード)、元プリンセス・プリンセスの渡辺敦子副校長(ベース)、ゴダイゴのトミー・スナイダー教育顧問、引田寿徳副校長(ギター)というスペシャルバンドと、NSMゴスペルアンサンブルによる「翼をください」の演奏で、卒業生を送りました。
また、閉式後には浮舟総長、湯川れい子名誉学校長をはじめキャリアセンターや担任が参加して最後の保護者会が開かれ、就職やデビュー状況報告と卒後サポートについて報告を行いました。
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豪華なバンドによる演奏
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総長賞「Hospital Of Miracle」に出演した卒業生たち
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最後の保護者会の様子