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北海道ハイテクノロジー専門学校・救急救命士学科 陸上自衛隊東千歳駐屯地で防災キャンプ宿泊研修
北海道ハイテクノロジー専門学校の救急救命士学科の学生97名が、陸上自衛隊東千歳駐屯地で防災キャンプ宿泊研修を行いました。本学科の就職先は主に消防や病院で、地震や津波、台風などの大規模災害が起きた場合、警察や自衛隊、市町村など行政機関との連携は欠かせません。研修は学生たちに、共に人命を救助する機関の仕事について理解を深めてもらうことが目的です。
東千歳駐屯地は、様々な部隊に分かれており、学生たちは用意された迷彩服を着用し、2日間かけて5部隊の見学と体験をさせてもらいました。救急部隊には、准看護師の資格を取得した救急救命士が活躍しています。そのため、消防や病院の救急救命士では対応できない医療行為も実施することが可能です。
学生たちは大腿骨骨折の牽引と固定の処置を体験し、積極的に質問し、実技に取り組んでいました。他にも、災害時に被災者の生活を補助する部隊や車両管理部隊などを見学し、災害などに備える自衛隊の任務の厳しさや大切さを感じることができました。
全員で、非常食を食べて、仮設の風呂で体を洗い、夜間は簡易ベッドで寝て、クラスの団結力を高めることができました。卒業後、消防本部などに就職し、実際に災害派遣される場合は、被災地に数週間滞在することになるため、充実した模擬体験になりました。
今回の研修を通して、将来現場で柔軟な考えを持ち、多角的に人命救助ができるようになってもらいたいと考えています。さらに、就職先の視野を広げることで、様々な現場で活躍できる人材を育てることができると感じております。
(北海道ハイテクノロジー専門学校 救急救命士学科 境 純平)