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【義肢装具士学科】インドネシア研修を通じて感じた国際教育の重要性 海外研修でインドネシアの義肢装具養成校へ行ってきました!

 「わざわざ海外に行く意味って、なんですか?」 この質問は、学生だけでなく多くの人から投げかけられるものです。しかし、残念ながら皆が納得できる答えを持っているわけではありません。実際には、単に「あまり乗り気ではない」という意思表示なのかもしれません。

 そこで、私たちはその答えを、学生たち自身に探ってもらうことにしました。まずは昨年、2年生の時にインドネシア・ジャカルタの義肢装具養成校の学生とオンラインによる交流を計画。英語でコミュニケーションを図り、苦労しながら交流を深めてきました。そして3年生に進級して半年。9月2日(月)から9月6日(金)までのジャカルタ研修がついに実現しました。

 2年次で始まったジャカルタの義肢装具養成校とのオンラインコラボレーションは、外国語Ⅱの授業の中で行いました。自己紹介や学校・学科の紹介に続いて、ブレイクアウトルームではグループディスカッションを実施。海外の人とコミュニケーションをとることからスタートです。

 オンラインによる英語の会話に、学生たちは最初は四苦八苦。しかし、何人かは身振り手振りを使って必死にコミュニケーションを図り、インスタグラムのアカウントを交換する学生もいました。少しずつ、海外へのハードルが下がっていくのを感じました。

「いつか海外で働きたいです」という学生の言葉が答え

 その後、いよいよ海外研修を企画。2年次にコラボしたジャカルタの義肢装具養成校を、3年生になって訪問する計画です。養成校だけでなく、義肢装具の製作施設にもアポイントを取り、3泊5日の研修が実現しました。学生のほとんどが初めての海外体験です。

 初めは緊張した面持ちの学生たちも、若さゆえすぐに順応。現地の食事を楽しみ、異文化に興味を持つ様子が見られました。義肢装具分野についても積極的に質問をし、日本との違いを学びながら、現地の学生と一緒に授業を受けました。同じ義肢装具士とはいえ、日本と海外では多くの違いがあり、初めて見る知識や技術に感銘を受けているようでした。

 「わざわざ海外に行く意味」は、研修後でも答えるのは難しいかもしれません。しかし、参加した学生の一言が、その答えを示している気がします。「いつか海外で働きたいです」。この言葉が、学生にとって海外に行く意味そのものなのかもしれません。

インドネシア・ジャカルタ研修
北海道ハイテクノロジー専門学校
義肢装具士学科 3年生 10名
実施:2024年9月2日(月)~9月6日(金)
研修国・地域:インドネシア・ジャカルタ

北海道ハイテクノロジー専門学校 義肢装具士学科 板垣亮太)