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【仙台コミュニケーションアート専門学校】 被災地復興支援「仙台野菜メニュー開発プロジェクト」に挑む 仙台市経済局農林部の東部農業復興室と連携
仙台市の東部農業地域のうち約1800ヘクタール(東京ドーム383個分)が、東日本大震災による津波に襲われました。この地域は、主に「米(水田)」と「仙台野菜」と呼ばれる伝統野菜が作付けされていました。津波による塩害は深刻で、土は固くなり塩が浮いた状態で農業復旧は遅れ、現在、やっと元の3分の1の面積まで復興したところです。
そんななか、仙台コミュニケーションアート専門学校の学生たちに、仙台市経済局農林部東部農業復興室から依頼が寄せられ、仙台東部農業地域の復興と仙台野菜のアピールを目的とする「仙台野菜メニュー開発プロジェクト」がスタートしました。
依頼を受けた学生たちは仙台野菜について学び、仙台野菜を活かしたメニューの開発に取り組んでいます。開発したメニューは、同復興室をはじめ、仙台市内の飲食店3店の経営者やシェフが審査にあたり、採用されたメニューは実際にその3店で提供されます。
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学園祭ショップ演習で提供した野菜料理
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仙台東部農業地域を訪れ、野菜を収穫
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生産者の方々の仙台野菜にかける想いを伺う
学生たちは、6月の学園祭では宮城県内で収穫された野菜をたっぷり取り入れたスープやサラダ、ラタトゥイユ(南仏の野菜煮込み料理)などのメニューを来場されたお客様に提供、好評を頂きました。
7月には仙台市東部農業地域を訪れ、実際に生産者の方々の復興にかける想いや仙台野菜の栽培にかける情熱にふれ、仙台野菜の特色などについて理解を深めました。この様子は地元新聞社「河北新報」の取材を受けるなど、話題を呼んでいます。
今後は、料理人のプロを目指す者の立場で真摯にメニューを開発していき、10月にプレゼンテーションを実施。選ばれたメニューは11月末に仙台市内3店で販売される予定です。どのようなメニューが生まれるのか、学生たちのがんばりに期待したいと思います。
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仙台野菜の美味しさを実感
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仙台野菜の生産者の方々と
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地元新聞社「河北新報」に掲載された記事
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(仙台コミュニケーションアート専門学校 村山)