お知らせ

News

【東京バイオテクノロジー専門学校】 ベテラン助産師さんを講師に性について学ぶ!

 東京バイオテクノロジー専門学校では、7月2日に1年生を対象に、性教育を実施しました。学生が性について学ぶことによって、ライフプランに則した理性ある行動を取り、より豊かな人生を送れるようにと開催したもので、男性、女性にそれぞれ分かれて、講演を聴いたり、赤ん坊を抱くなどの擬似体験をしたりしました。

 今回講演していただいたのは、東京助産師会の現場で働き、多くの生命を取り上げてきたベテランの助産師さんです。講演では、まず、赤ちゃんの誕生についてCG映像で見るとともに、実際に3000gある実物大の赤ちゃん人形で抱っこの体験を行いました。さらに「生命は尊いものである」ことを学ぶことに始まり、解剖学的にみた男性、女性の体やメカニズムの違い(例えばホルモンや生理、性欲など)について詳しく説明していただきました。

 また、結婚年齢や出産年齢についてのデータや、母親の大変さ、赤ちゃんを育てる大変さ(資金面も含む)なども、示していただき、学生が実際に何歳で結婚し、何歳で出産したいのかなど、ライフプランについて改めて考えるきっかけにもなりました。

 パートナーとの性行為については、自分の気持ちを理解してもらうこと、相手の気持ちを理解することの重要性など話していただきました。また性行為により起こり得うる感染症や、妊娠について詳しく説明があり、その予防法や避妊法についても具体的に教えていただきました。

 またやむなく中絶に至った場合にも、母体が回復するまでの期間やその後の対応などについてこと細かく示していただき、学生にとって理解が深まる内容でした。

 最後に現在、若者の間で増加しているデートDVへの注意喚起と、被害を受けた場合の相談先などについてもお話いただきました。

 これまでに扱われた様々な体験談を交えての専門家によるお話ということで、学生たちもメモを取りながら興味深く聞いており、新しく知ったことも多かったようです。自分の体を大切にすることや相手を思いやる気持ちを持つことの重要性を認識したり、ライフプランの重要性を認識したりと、たくさんの気づきがあったようでした。

【参加した学生の声】

・ライフプランをしっかり立てようと思った。
・妊娠は人生を大きく変える出来事だから、自分の夢や今の状況を考えて計画的に考えるべきだと思った。
・将来のことを考えながら子供は作りたいと思った。
・自分の体は自分で守る、自分の体を大事にしようと思った。
・自分にも人にも優しくしようと思った。
・よく考えて異性と付き合っていこうと思った。
・命を無駄にしないように、産める状況で無いならしっかり避妊をする。
・このようなことはきちんと知識を持っておくべきだと思った。責任を持つことは大切だと思った。
・軽薄な行動をつつしみ、真面目に生きようと思った。よく考えて行動しようと思う。
・命の大切さを改めて学んだ。生命って本当にすばらしい。
・思った以上にためになった。教わったことを生かしていきたい。

 これを元に、これから夏休みまでの担任授業で、大人として節度のある行動、責任のある行動とはどのようなものかと考えられるように広げ、キャリア教育につなげていきたいと思います。

(クラス担任 松本)