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ISPO「第1回世界教育者会議:GEM」が神戸医療福祉専門学校三田校で開催される
国際義肢装具協会(ISPO、本部ブリュッセル)による「第1回世界教育者会議:GEM(Global Educaters Meeting)」が6月26日(木)、神戸医療福祉専門学校三田校で開催されました。
ISPOの世界教育者会議(GEM)は、世界の義肢装具士養成校で指導にあたる教員同士が互いに協力する機会を増やし、よりグローバルで内容の深い教育を目指す目的で、6月25日~27日の3日間、神戸市内をメイン会場に行われた世界会議です。
ISPOの日本支部事務局がおかれている神戸医療福祉三田校ではISPO本部とともにこの会議の開催準備に全力を挙げてあたってきました。三田校はISPOから義肢装具士養成に携わる最高レベルの教育機関として“カテゴリー1”にも認定されており、この会議の2日目の会場に選ばれました。
この日朝、三田校では半年前から準備にあたってきた学生たちが世界各国からやってきた132名の義肢装具士の養成にあたる先生たちを迎え入れました。学生たちは本校のイメージカラーであるグリーンのおそろいのTシャツを着用。笑顔一杯に大きな拍手で出迎えると、参加者の方々は大喜びで会場の校舎内に向いました。
2日目の会議は階段教室で行われ、三田校の澤村誠志学校長の歓迎の挨拶の後、各代表者から、義肢装具士の教育者としての在り方についての意見や考えが次々とプレゼンテーションされました。滋慶学園グループの浮舟邦彦総長もスピーカーの一人として登壇、流暢な英語で挨拶を行ったあと、「Postsecondary Professional Education」のタイトルで職業教育を中心に日本の教育システムについて約30分間の講演を行ないました。
全体会議に続いて、12のグループに分かれて、義肢装具士養成者としてどうあるべきかについてのグループ・ディスカッションが行われました。いかに各々の学生の良さを引き出すのか、苦手な部分を向上へと導くのか。学生への教え方、学生の評価の方法などを中心に真剣な話し合いが行われました。
義肢装具士は、患者さんと物心両面にわたって深く関わっていく職業です。広範囲にわたる議論の中で、どのグループにおいても、授業では患者さんと触れ合う機会を多く持たせるように努力や工夫を重ねている、という意見が目立ちました。患者さんとのふれあいに重点を置く教育の重要性は、世界共通の認識として確認されたようでした。
会議の合間を縫って、三田校の学生による日本文化の紹介が行なわれました。浴衣や柔道着、剣道着姿で学生が登場すると、会場からは大きな歓声が沸きあがりました。学生たちがけん玉を見せたり、折り紙で見事な大鶴を折りあげるたびに、感嘆の声と拍手喝采でした!
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日本文化を紹介する学生
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大きな折り鶴を見せる学生
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世界各国の義肢装具士養成教員とともに
記念撮影
校内見学会も行なわれました。実習室内の機械、さらにクラスや授業の説明を、学生たちが日頃の国際教育で養った英語で行うと、参加者の方々もすっかり感心した表情を見せ、時折、質問を行うなど、和やかな交流が行なわれました。
その後ミーティングやプレゼンテーションがいくつも行われ、2日目の会議が終了しました。三田校を出発する前には、参加者全員と学生、教職員が一緒になって記念撮影を行いました! 世界各地からやってきた先生たちはホスト業務を無事に終えた学生たちと共に、会議の疲れもすっかり吹っ飛んだかのように、素晴らしい笑顔でレンズに納まっていました。
世界義肢装具協会の会員だけではなく、三田校の教職員、そして学生にとっても実に刺激的で忘れられない一日となりました。これからも学生と業界、世界がつながる関係でいられればと思います。
準備を進めてこられた世界義肢装具協会の皆さま、三田校の教職員、そして学生の皆さん、お疲れさまでした!
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神戸ポートアイランドのメイン会場で行われた 「GEM」
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世界各地から132人の教育者が集まった
(神戸医療福祉専門学校三田校入学事務局 馬本)