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福島選手100mで今期日本最高! ハイテクACチーム、大阪滋慶学園の鳥取校竣工に華添える

「布勢スプリント2014」で今期日本最高の11秒44をマークした福島選手の走り

 鳥取市布勢のコカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場で6月29日(日)行われた陸上短距離種目の記録会「布勢スプリント2014」(鳥取陸上競技協会など主催)に福島千里選手ら北海道ハイテクACチームが出場。日本記録・大会記録を持つ福島選手(招待選手)が女子100メートルで、今季国内最高の11秒44を記録。9月の韓国・仁川アジア大会へ弾みを付けるとともに、前日にチーム全員でお祝いに駆けつけたグループ校の鳥取市医療看護専門学校(認可申請中)の竣工式に華を添える結果となりました。

 今期、優勝はしているものの記録的には今ひとつ伸び悩んでいた福島選手ですが、前日JR鳥取駅前で行われた鳥取市医療看護専門学校の竣工式の会場で中村監督が「ここの競技場は過去2回、日本記録を出した相性の良い競技場です」と話していた通り、100メートルでは、予選にあたる第1レースで11秒48、決勝にあたる第2レースで断然トップの今期最高記録でゴール。「11:44」の文字がリアルタイムで大型ビジョンに写しだされると、福島選手をひと目みようとメインスタンドを埋めた2800名の観客から大きな拍手が沸き起こっていました。陸上部員と思われる男子高校生が「見たか、見たか、福島さんの今の走りみたか?」と隣にいた仲間に興奮しながら話しかけているのが、印象的でした。。

第1レースでの福島さん第1レースでの福島選手100mHで6位に入った野村選手100mHで6位に入った野村選手100m第2レース1組1位に入った平加選手100m第2レース1組1位に入った
平加選手(ゼッケン番号20)
優勝インタビューを受ける福島選手優勝インタビューを受ける福島選手

 また女子100メートル第2レースの1組で、今期からハイテクAC入りした幅跳び専門の平加有梨奈選手が12秒36で1位(全体では8位)に入る活躍を見せてくれました。

 100メートル障害に出た野村有香選手は第1レースを13秒93の6位で通過、第2レースも14秒07の6位と健闘しました。熊谷史子選手は棄権しました。

 そして3時40分から行われた女子4×100mリレーに、故障の北風沙織選手を除く、野村選手-平加選手-福島選手-熊谷選手の4人がサプライズ出場。トップ選手のレースが終わり、引き上げかけていた観衆が再び腰を下ろして見守る中、次々と息の合ったバトンリレーを行い、2着以下の高校生チームに3秒04の大差をつけて47秒06で貫禄の優勝を果たしました。

 福島選手は「今季ベストですが欲を言えばもう少し欲しかった。アジア大会に向けて1カ月ごとに0.1秒ずつ更新できたら良いと思います」と話し、レースを見守っていた中村監督も「まだまだこれから」と言った表情でした。

《100m》
第1レース 
4組4位 平加有梨奈 12秒38
5組1位 福島千里 11秒48

第2レース
1組1位 平加有梨奈 12秒36
2組1位 福島千里 11秒44

《100mH》
第1レース 
3組6位 野村有香 13秒93
第2レース
2組6位 野村有香 14秒07

《4×100mR》
1着5レーン ハイテクチーム 47秒06
1走 野村有香
2走 平加有梨奈
3走 福島千里
4走 熊谷史子