お知らせ

News

東洋言語学院 学校の「一体感」をテーマに運動会を行いました!

 雲一つない天候に恵まれた11月24日(金)、東京都江戸川区にある競技場で、4年ぶりとなる東洋言語学院の運動会を開催しました。今回の運動会のテーマは「一体感」。東洋言語学院では、日本語教育の「個別最適化」を目指し、一人ひとりに合った学習環境を提供しています。運動会でも一人ひとりが活躍し、結果として学校全体の一体感を作り上げるためのプログラムを準備しました。

 事前のアンケートでは 普段からあまり運動をしていない学生が多かったため、急な運動で怪我をしないように、学生の体力、健康状態に合わせて様々な形での運動会に参加できる仕組みを作りました。青空の下、整備された素晴らしい陸上トラックを全力で走りたい学生、そして、ゆっくり歩きたい学生、運動は嫌いだけれど、職員の日本語を通訳して全体に伝えてくれる学生、初めての学生同士で作られたチームで綱引きに参加する学生、勉強したばかりの日本語で大きな声で応援する学生もいれば、自分の国の言葉で応援する学生もいました。

 この運動会で、「これだけは全員で参加しよう」と決めた種目は、日本人は誰でもできるのに、留学生は誰もできないラジオ体操です。事前にラジオ体操の動画を共有し、学生達も自習をしてきて、本番を迎えました。日本人の職員のミスのないラジオ体操に驚きながら、600人が一緒にリズムに合わせて体を動かしました。

 最高気温は25度に迫る11月末とは思えない晴天の中、皆んな大きな声を出して、体を動かして、たくさん笑っていました。目をつぶるといろいろな言語がスタジアムに響いて、まるで国際大会のような雰囲気でした。私たちは、一人ひとりを大切にした日本語教育を通して、主体性・チームワーク・コミュニケーションという、現代の世界を生きるために必要な能力を育むことを目指しています。教室だけが学びの場ではないことを、運動会での学生達の姿から改めて教えてもらいました。

東洋言語学院 教務部 藤田 和希)