恵庭市の総合防災訓練が行われ、北海道エコ・動物自然専門学校のドッグトレーナーを目指す学生たちが、ペット同伴者の避難受け入れの検証を行うために犬と共に参加してきました！

　近年、子どもの数よりも多くの犬や猫が飼育されており、災害発生時に緊急避難場所等に避難してくる住民の中には、ペットを連れて避難してくる方が必ず一定の割合で含まれています。東日本大震災の経験から、ペットを飼養している人が災害時に避難するときは、飼い主の自己責任の下でペットを連れて避難する「同行避難」を環境省で推奨しています。こうした流れを受け、恵庭市でもペットとの「同行避難」の受け入れをすすめるべく検証を行うこととなりました。

　同行避難の検証には恵庭市役所総務部と、こども未来部、教育部の方々、本校からは学生４名と犬５匹、教員２名が参加。恵庭市長をはじめ、職員の方と意見交換をし、実際に震災が起きたことを想定して、電気・ガス・水道が使用できない状況で検証を行いました！！

　初めに段ボールで簡易ベッドを組み立て、段ボールでパーテーションを作り、犬も人もストレスが掛からないようなスペースの確保を行い、実際に犬と過ごしてみました。思いのほか段ボールベッドは快適で、真っ暗闇の中で学生も犬も、楽しく終始落ち着いて過ごすことができました。

　検証を終え、実際に懸念されることや、自分たちが感じたこと、改めて災害への備えの大切さなど気づきの多い体験となりました。

（北海道エコ・動物自然専門学校　広報　向　日奈子）