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グランプリシリーズ「布勢スプリント2023」男子110mH 北海道ハイテクACの高橋佑輔選手が5位
2023.06.26
陸上の日本グランプリシリーズ「布勢スプリント2023 兼第38回布勢リレーカーニバル」が6月25日(日)、鳥取市のヤマタスポーツパーク陸上競技場で行われ、北海道ハイテクACの高橋佑輔選手(札幌市役所)がグランプリシリーズの男子110mHに、北海道ハイテクノロジー専門学校を卒業した社会人1年生の吉田明香里選手(北央電設株式会社)が一般・高校女子100mにそれぞれ出場。高橋選手はグランプリ決勝で5位に入りました。吉田選手は7位でした。
大会には、北海道ハイテクACのトレーナーで北海道文教大学 医療保健科学部教授(理学療法学)の髙田雄一先生も同行しました。
男子110mH 高橋佑輔選手「身体は軽快に動くのに、うまくかみ合いませんでした」
前走、前々走と不運もあって2レース続けて決勝進出を逃した高橋選手。今回こそはと日本を代表する強豪ハドラーが集まるこの布勢スプリントに賭けてきました。午前中に行われた予選3組に出場し、好スタートを切って13秒87で2位に入り、4月に行われた織田記念国際陸上以来の決勝進出を決めました。
午後3時前に行われた決勝では、すでに世界選手権出場が内定しているこの種目の第一人者、高山峻野選手(ゼンリン)や予選2組でトップ通過した強敵、野本周成選手(愛媛陸協)、予選同組で負けている石田トーマス東選手(勝浦ゴルフ倶楽部)らいずれも全日本クラスの強豪選手が相手です。
「身体の動きはとてもいいです」。決勝の前、力強くこう言っていたように、メインスタンド側第9レーンから号砲と同時のリアクションタイム1位の0.128でスタートした高橋選手は、加速をつけて第一ハードルの跳躍に挑みました。
今日は行けるぞ!と期待が湧きます。しかし跳躍のタイミングがわずかに合っていません。腰が残る間にトップ集団に遅れをとってしまいました。なんとか追いつこうと必死にハードルを飛び越えていきますが、差はむしろ開く形で、最後まで距離は縮まりませんでした。それでも結果はこの顔ぶれでいえば、上々の5位、タイムは13秒84でした。
「スムーズに流れるように走りたいのに、走りと跳びがバラバラに分断されてしまいました。スピードは落ちるし、後半には疲れてしまいました」。高橋選手は試合後、悔しそうにこう漏らしました。そして、「来年の日本選手権に向けて、シーズン後半でなんとか修正します」と、7月~10月に行われる大会での調整と活躍を誓っていました。
どのスポーツもそうかもしれませんが、とくに猛スピードで高い障害物を跳び越えていくハードル競技は、とりわけ“心技体”の一致が求められるのでしょう。難しい競技です。
女子100m 吉田選手「早く身体が起き過ぎました」
一般・高校女子100mに出場した地元鳥取県出身の吉田明香里選手は、予選3組を12秒42で走り、トップにわずかの差で2位で決勝Bに進出しました。決勝では、スタート直後、早々と身体が起きてしまい、「加速ができなくて、追い上げることが出来ませんでした」と、振り返りました。7月に行われる鳥取県の国体最終選考会に挑戦します。
(北海道ハイテクAC/WEB広報センター、写真は髙田雄一先生撮影)