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【東洋医療専門学校】 ITリテラシー研修「ネット詐欺・携帯被害のワナ」など教職員研修を実施

学生をネット詐欺などの被害者にしないために、ITリテラシー研修を開催

 社会環境の激しい変化に即応していくために、東洋医療専門学校では全教職員を対象にITリテラシー研修「ネット詐欺・携帯被害のワナ」と、教育力スキルアップ研修「いじめ防止について」を実施しました。ITリテラシー研修は、学生がネット詐欺の手口やSNSの危険性を知り、トラブルに巻き込まれないように教育指導するとともに、教職員自身も被害者にならないために開催したものです。

 ITリテラシー研修の講師として、NIT情報技術推進ネットワーク代表で兵庫県情報セキュリティサポーターの篠原嘉一先生をお招きしました。講演を聞きながら、各自のスマートフォンを使うなど、リアルタイムでプライバシーの危機管理の重要性に関してご講義いただきました。

 例えば、フェイスブックでアップした画像等は、後で消去してもデータは残っているため(「デジタル・タトゥー」とも呼ばれている)、個人情報の漏洩を誰もが簡単に起こしてしまっているというようなNETの構造について学びました。

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 また、最近もっとも手軽な連絡ツールとして使用されているアプリ「LINE」に潜む危険性や、被害を防ぐための対処法について、スマホを使って学びました。無料で使用できる便利なものには必ずといっていいほど、情報の送信が利用規約に定められていますが、便利さゆえに利用者の盲点となっていることも学びました。しかしこれらも、設定を変更することで危険回避は可能であることなど、様々なケースを検証するとともに、こうした仕組みを知ることで、未然に防げる被害が沢山あることを学びました。

 本校では学生の校内でのスマホ携行は許可しています。しかし授業中に使用させないためにはどういった具体的な指導方法がいいのか、についても検討が行なわれました。講演後には多くの質疑応答がなされ、大変有意義な研修となりました。

教育力スキルアップ研修「いじめ防止について」も開催

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 午後の教育力スキルアップ研修は「いじめ防止について」。講師は本校の教務副部長・柔道整復師学科学科長の辻坂圭央です。滋賀県大津市で起きた、いじめによる中学生の自殺事件をもとに、学校側の対応を検証し、本校独自の「いじめ」に対する定義や具体的な組織体制、防止策について、十分かどうかなどを検証しました。

 いじめ自体を起こさせないことはもちろんですが、万が一、起こった場合の対応、当人や保護者の心のケアがいかに重要であるかを学び、学校内でのいじめ防止基本方針の共通認識を教職員同士で深めることができました。

(久継)