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古民家の改修&こども食堂の企画・運営に社会福祉科の学生が挑戦!ちらし寿司を振る舞いました 大阪保健福祉専門学校
大阪保健福祉専門学校の「社会福祉科」 では、「ボランティア演習」という科目がカリキュラムに設けられています。その「ボランティア演習」において、学生が地域における福祉活動を主体的に実践できる場を提供し、「対人援助職」(保育士、ソーシャルワーカーなど援助が必要な人と関わりサポートする仕事)に必要な力を養うことを目的に、地域のNPOの方々とともに活動を行っています。
今回、学生たちは地域に潜む課題に向き合い、古民家のリノベーション(改修)を体験。さらにその場を活用したこども食堂を企画・運営し、ちらし寿司を作りました。
昨年、ボランティア情報雑誌COMVOに掲載されたボランティア募集から、NPO法人“ここから100”(金山佳子代表)と出会い、大阪市淀川区の空き家活用プロジェクトに取り組むようになりました。そのプロジェクトの一環として、古民家のリノベーション活動がスタート。荷物の整理や運びだし、解体作業、さらには漆喰塗の工程までを一緒に行い、2軒のリノベーションが完了しました。
活動を継続する中で、“ここから100”の思いに共感する方々との出会いも多く、話し合いの中から、学生が運営協力をするこども食堂の企画が誕生!
4月のこども食堂では、大手飲食企業の支援のもと、来店したこどもたちにお弁当を配るとともに、学生のアイデアで手作りバナナジュースを振る舞いました。
5月21日(土)のこども食堂では、学生たちが事前にメニューを考え、試作を重ねた上で、ちらし寿司弁当を提供することになりました。当日は午前中に集まり、地域のボランティアの方々と共に100食分のちらし寿司弁当の仕込み作業を行いました。
16時の開店に向けて、こども食堂の看板の設置、4月のこども食堂で人気だったバナナジュースの準備、企業などから寄付して頂いたおやつの陳列を進め、来店を待ちます。開店直後から、たくさんのこども達が来店してくれました。ちらし寿司弁当やおやつを受け取った後、こどもたちが店内や店外で親しくなった学生たちと遊ぶ姿が印象的でした。
こども食堂は毎月行われ、学生たちは「ボランティア演習」の科目の一環として毎回、運営協力しています。本校がメニューを考えるこども食堂は、8月20日(土)を予定しています。
(大阪保健福祉専門学校 中谷幸子・辻林厚)