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美容分野5校の学生が頂点を競うコンテスト「ベルエポックLIVE 2021」 磨きあげた技術と熱い戦いを世界に発信!
滋慶学園グループの美容分野5校の学生がスキルと感性を競うコンテスト「ベルエポックLIVE 2021」が11月9日(火)に開催されました。
本グループでは、各校での予選を勝ち抜いた選手が東京・原宿のベルエポック美容専門学校に一堂に会し、審査員や業界のプロフェッショナルを前に腕を競う「ベルエポックコンテスト(通称ベルコン)」を2006年から開催してきました。しかし、昨年は新型コロナウィルス感染症の拡大により、東京、札幌、京都、福岡の4拠点をオンライン中継で結び、ライブコンテストとして実施。今回はさらにレベルアップしたコンテストとして、全ての競技をオールライブで行う新たなスタイルで生配信しました。
コンテストには、ベルエポック美容専門学校、東京ベルエポック美容専門学校、札幌ベルエポック美容専門学校、福岡ベルエポック美容専門学校、京都医健専門学校の各代表48名が出場、ヘアスタイリスト、ヘアメイクアーティスト、ブライダルヘアメイクアーティスト、ビューティーアドバイザー、ネイリスト、エステティシャン、ファッションアドバイザーの7つの部門でグランプリを目指して熱戦を繰り広げました。
なお、「ベルエポックLIVE 2021」の開催にあたり、出場選手は全員抗原検査を実施しました。また、競技時における選手間の距離や動線など、感染防止対策を徹底して開催しました。
浮舟総長が開会のあいさつ 競技の模様は3チャンネルでオールライブ配信、国内外で視聴されました
午前10時、東京・原宿にあるメイン拠点のベルエポック美容専門学校内ベルホールでの開会式から配信が始まりました。美容業界からお越しいただいた審査員、滋慶学園グループの浮舟邦彦総長、ベルエポック美容専門学校の井上陽平名誉学校長、同校大谷啓一学校長や東京2校の教職員と出場選手が出席しました。
まず浮舟総長が「学生の皆さんは日頃学んできた技術、知識をしっかりと落ち着いて発揮し、そして楽しく、このコンテストに臨んでください。うまくできて嬉しいという人、残念で悔しい思いをする人もいるでしょう。その思いを超えて、このコンテストを通して皆さんが何か一つのものを掴んでいただけたら非常に嬉しいと思います。ご覧になっている学生の皆さんは友人の技術を通して、何かを学んでいただきたいと思います。昨年はライブ配信で世界15カ国の方に見ていただいたそうです。今年も、皆さんの技術を世界に向けて発信しています。今日が皆さんにとって素晴らしい1日になりますように祈っています」と開会の言葉を述べ、コンテストの火蓋が切って落とされました。
11時、ファッションアドバイザー部門、ビューティーアドバイザー部門、ネイリスト部門の3部門の競技が全国4拠点で一斉にスタートし、その模様は競技ごとにメインチャンネル、ヘアメイクチャンネル、トータルビューティチャンネルの3チャンネルでライブ配信されました。
全ての競技をオールライブで行う今年のコンテスト。東京拠点のぞれぞれの競技会場では、カメラマンが各選手の手元や表情、作品ができあがっていく様子を映しています。各選手の脇にはタブレットが設置されており、細かい動きも見られるよう撮影されています。その独特の緊張感のなか、各選手は練習の成果を出し切るように着々と作品を仕上げていきます。
審査は、業界で今注目されている各分野のプロフェッショナルの方々に審査員をお願いし、東京拠点のベルエポック美容専門学校に設けられた審査室で行われました。部屋には大きなモニターが設置され、4分割された画面には、東京、札幌、京都、福岡の4拠点で施術を行う各選手の細かな指の動きや作品の細部まで鮮明に映し出されています。モニター越しでもダイレクトに伝わる緊張感の中で健闘する各選手の施術を細部までチェックし、審査をしていただきました。
午後からはヘアメイクアーティスト部門、ヘアスタイリスト部門、エステティシャン部門、ブライダルヘアメイクアーティスト部門の4競技が行われました。どの部門も4拠点同時に競技がスタートし、その様子は各チャンネルでライブ配信され、同級生や保護者はライブ配信を通してその戦いを見守りました。東京拠点のヘアスタイリスト部門は、ベルホールで行われました。大きなカメラに撮影され、照明に照らされたステージ上でモデルのカットを行うというプロフェショナルでも緊張するのではないかという雰囲気の中、選手たちは集中力を切らさずにそれぞれが考えたスタイルを作っていきました。
制限時間のアナウンスのたびに緊張感が高まる競技会場。ヘアメイクアーティスト部門の競技会場では「残り1分です」とアナウンスがされると、最後のチェックをする選手、気になるヘアをギリギリの時間まで手直しする選手、余裕をもって使用した道具をきれいに片付ける選手と、それぞれが終了時間まで動いていました。しかし、競技はまだ続いています。滋慶学園グループでは、技術や創造力とともに、コミュニケーション力を身につけることに力を入れており、すべての部門で作品や施術についてのプレゼンテーションを行います。ライブ配信のため、テレビカメラの前に立って行うプレゼンテーションにどの選手からも緊張が伝わってきます。途中で言葉に詰まる選手もいましたが、課題への取り組み方や考え方、作品のアピールを限られた時間の中で精一杯伝えていました。
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ドレス、ブーケからメイク、ヘアスタイルまですべてをコーディネートするブライダルヘアメイクアーティスト部門
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プレゼンテーションの順番を待つ間、何度も原稿を確認する選手もいました
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ビューティーアドバイザー部門のプレゼンテーション
ビューティーアドバイザー部門他、札幌ベルエポック美容専門学校が3部門でグランプリ受賞
全競技の終了後、表彰式と閉会式が行われました。
グランプリ発表の瞬間、モニターには東京、札幌、京都、福岡の4つの拠点で発表の瞬間を待つ選手たちの姿が映し出されていました。ヘアスタイリスト部門から順番に7部門のグランプリが次々と発表されていきます。
名前を呼ばれた瞬間、立ち上がって涙を流す選手。満面の笑顔でガッツポーズをする選手。一瞬呆然とした後に信じられないという表情で立ち上がる選手…。そして、グランプリを受賞した拠点では大きな拍手が沸き起こり、その喜びは他の拠点にもしっかりと伝わってきました。コンテストの結果は、7部門のうちエステティシャン部門、ネイリスト部門、ビューティーアドバイザー部門の3部門で札幌ベルエポック美容専門学校がグランプリを受賞、ヘアメイクアーテイスト部門とブライダルヘアメイクアーティスト部門の2部門は京都医健専門学校、ヘアスタイリスト部門はベルエポック美容専門学校、ファッションアドバイザー部門は福岡ベルエポック美容専門学校がグランプリ受賞となりました。
井上名誉学校長が辛口の批評で学生を激励!
閉会式では、ベルエポック美容専門学校の井上名誉学校長がコンテスト全体の講評を述べました。コロナ禍の中で戦いに臨んだ選手を労ったあと「全体を通して美しさが足りないと思います。せっかく努力をしても美しさを表現できないとプロとしてはダメです。次回からは『美しさ』を心がけて下さい。ヘアスタイルはカットの時代と言われます。今作ったものが1時間後、1日後にきれいか? それが上手いということです。それを胸に刻んでください。また、ヘアスタイルにおいては、いかに省略するかということが大切です」と厳しい指摘をしたあと、「今が上手くなる時だからです。ベルエポックコンテストを長年見てきましたので少し辛口でしたが、今日のコンテストを胸に秘めて、一段と努力をしていただきたいと思います」と、学生たちのさらなる成長を期待するアドバイスを送りました。
最後に学校法人東京滋慶学園 中村道雄理事長が出場選手の健闘を称えました。審査員の皆様、そしてこの大会を運営した皆さんにお礼を伝え「今日は素晴らしいコンテストだったと思います。いよいよ学生の皆さんは卒業に向けて最後の総仕上げの時期を迎えます。その仕上げの後、美容業界へ入り、業界を代表するような素晴らしい人材になられることを祈念しております」と閉会の言葉を述べ、オールライブで開催した「ベルエポックLIVE 2021」、美の頂点を決めるコンテストが終了しました。
配信を通して、美容業界の皆様をはじめ、卒業生、保護者、高校生の皆さんなど、多くの方にご覧いただくことができました。
ヘアスタイリスト部門グランプリ受賞のベルエポック美容専門学校美容師科2年の後藤さん
コンテスト終了後、ヘアスタイリスト部門のグランプリを受賞したベルエポック美容専門学校美容師科2年の後藤さんは、「ベルエポックLIVEを楽しみにしていました。今日はイメージしていたものが作品で表現できたと思います。これまでコンテストに出場したことがなく、出場するからには優勝を目指そうと思っていたので、グランプリを受賞できてすごく嬉しいです。将来は名を残せる美容師になりたいです。また、大きなステージにも立ちたいと思います」と、笑顔で受賞の喜びと目標を語ってくれました。
グランプリを逃して悔し涙を流す選手もいましたが、コンテスト終了後の写真撮影では、全員がやり切ったという清々しい笑顔で写真に納まりました。
「ベルエポックLIVE 2021」の競技の様子はウェブサイトからご覧いただけます。
『ベルエポックLIVE 2021』サイト
https://www.belleepoquecontest.com/
「今だからできる勢いやデザインの斬新さを忘れずに美容人生を歩んで欲しい」
各部門の審査員より総評をいただきました
【ヘアスタイリスト部門】
株式会社MINXworld取締役 MINX銀座二丁目店ディレクター 中野太郎様
「美容学生ならではの勢いと、若さと、少々荒削りだけれども技術の斬新さが楽しかったです。20年以上働いているとこういう発想はできなくなってしまったなと思いました。改めて、今日は美容の楽しさ、デザインすることの楽しさや大事さを学ばせていただきました。お客様に来ないと美容師の存在価値はありません。学校で技術や人間性を磨いていただき、就職してからもより技術、センス、接客力を磨いて活躍していただきたいと思います。皆さんが作ったデザインが皆さんのなかでは1位なのだと思います。それが美容の楽しさであり、答えがないという美容の答えだと思います。10年後20年後、学生のときにああいう思いでデザインしたんだということを忘れずに、今だからできる勢いやデザインの斬新さを忘れずに美容人生を歩んで欲しいと思います」。
【ヘアメイクアーティスト部門】
Three PEACE 石川ユウキ様
「どの作品も個性が強く、選ぶのが大変でした。これからは個の時代になります。環境ではなくて自分を信じてあげてください。大人になると型にはまりやすくなるので、今日のことを忘れずにプロとして頑張ってください。美容を愛して頑張ってください」。
【エステティシャン部門】
株式会社スリムビューティハウス 東日本第2事業部事業部リーダー 清水志穂子様
「今年のコンテスト出場選手の皆さんは、ずっとリモート授業で実践がなかなかできなかったという話を伺っていました。その状況のなかでも、皆さんの技術は素晴らしく、難しい体重移動が全員できていてとても感動しました。昨年の第一波の時、スリムビューティハウスは1ヵ月休業しました。その後、感染対策をして再開した時、お客様の身体がそれまで以上に固くなってしまっていたのを覚えています。施術をさせていただいた時に「本当に楽になった、来てよかった」というお客様の言葉をいただいて、私のやるべきことが明確になりました。来年皆さんが社会人になる頃には、エステティック業界はまた活性化されていると思います。お客様に喜ばれる接客、技術を磨いてください」。
【ファッションアドバイザー部門】
株式会社TSIホールディングス コーポレートディビジョン人事部 金井健吾様
「ファッション業界、ファッションアドバイザーにおいてはこれからの時代は何より個性が求められていますので、その個性を集中的に見させていただきました。それで審査をしたところほぼ同じ得点になってしまい、最終的には熱意がある方に“今回”は投票させていただきました。別の審査員であれば別の結果が出たと思いますので、今日の結果に一喜一憂するのではなく、これからも精進してください。アパレル業界は世界で2番目の汚染産業と言われており、業界、私どもの会社も真剣に取り組んでいます。審査のなかでキーワードとしてSDG’sやサスティナビリティという言葉が出てきましたが、Z世代の皆様、次の時代を担う皆様がそういう意識を持っていることがわかったことが今日の私の気づきでもあり、安心しました。これから業界に出て、今まで学んだこと、コロナ禍のなかで学んだことは実になることが多いと思いますので、ぜひそれを活かして社会のなかで活躍してください」。
【ビューティーアドバイザー部門】
クリスチャン・ディオールジャポン株式会社 トップメイクアップアーティスト 黒木竜裕様
「今日初めて学生の審査をさせていただきました。皆さんは若いのでとてもエネルギッシュでした。画面越しに緊張やプレッシャーがすごく伝わってきて、いい経験をさせていただきました。今日はお客様にご提案するお手入れを見させていただきました。百貨店にいるとたくさんお客様がいらっしゃり、お悩みも人それぞれですが、お客様がご来店した時よりも帰る時に笑顔になっていると、この仕事をしていて良かったと思いますし、そのお客様がまた戻ってくると、働いていて良かったと思います。皆さんは楽しそうにされていたので、是非楽しいを仕事にいていただけたらと思います」。
【ネイリスト部門】
プリアンファディレクションインストラクター なかやまちえこ様
「今回グランプリを獲った方は素晴らしい出来でしたし、獲れなかった方もすごく綺麗で、順位をつけたくないくらい皆さん素晴らしい仕上がりでした。こういったコンテストでは基礎の部分、スカルプチュアのフォルムだったりサイドだったり、ちょっとしたところで点差がついてしまいます。皆さん、素晴らしい技術をお持ちなので、自信を持ってください。美容の仕事は、人に幸せを与える側に参加できる素晴らしい仕事なので、是非これからたくさんの人に幸せを届けてください」。
【ブライダルヘアメイクアーティスト部門】
資生堂美容室株式会社 東日本営業部部長 大森美紀様
「今日までものすごく練習されたのだろうと思いましたし、画面越しに皆さんの緊張がものすごく伝わってきました。一番驚いたのが、70分という制限時間のなかでの時間配分、とても手際がいいなということを全員に感じました。グランプリを獲られた方は、テーマの「ジャパンビューティ」を考えて選ばせていただきました。皆さん、手先の仕事をしているので目先だけを見て仕事をすることがあると思いますが、一歩離れて全体を見ていただくこと、横から見ると何が足りないのだろう、正面から見たらバランスがどうだろうかと、一歩先に進んで全体を見るお仕事をしていただくと、今後、より成長できるのではないかと思います。」
■ベルエポックLIVE2021 グランプリ 受賞者一覧
【ヘアスタイリスト部門】
ベルエポック美容専門学校 後藤さん
「今年はベルライブが開催されると知ってすぐに出場を申し込んだほど、今日に強い思いがありました。グランプリが獲れてとても嬉しいです」。
【ヘアメイクアーテイスト部門】
京都医健専門学校 木村さん
「グランプリという賞をいただけて嬉しく思います。毎日放課後は遅くまで残り、土日も学校に来て努力しました。その努力が必ず報われるという経験が学生のうちにできたことを嬉しく思います」。
【エステティシャン部門】
札幌ベルエポック美容専門学校 村山さん
「いろいろな助けがあって今日を迎えられたので、周りの方々に感謝しています」。
【ファッションアドバイザー部門】
福岡ベルエポック美容専門学校 川崎さん
「たくさん準備をして頑張ってきたので、グランプリをいただけてとても嬉しいです」。
【ネイリスト部門】
札幌ベルエポック美容専門学校 田村さん
「今まで学んできたことをしっかり活かせたと思います。これからもベルライブで学んだこと、これから学ぶことを活かしていきたいと思います」。
【ビューティーアドバイザー部門】
札幌ベルエポック美容専門学校 三井さん
「このグランプリという素晴らしい賞は私一人では絶対に獲れなかったので、モデルの方、先生方に感謝してもしきれないです」。
【ブライダイルヘアメイクアーティスト部門】
京都医健専門学校 黒島さん
「出場するからにはグランプリを獲るぞという気持ちでやってきました。支えてくれた友達や先生、家族に感謝したいです」。
■フォトアートコンテスト
【ブライダルヘアメイクフォトアート部門】
グランプリ 福岡ベルエポック美容専門学校 小川内さん
特別賞 ベルエポック美容専門学校 武富さん
【ヘアメイクフォトアート部門】
グランプリ ベルエポック美容専門学校 増田さん
特別賞 東京ベルエポック美容専門学校 菅波さん
【ファッションアドバイザーフォト部門】
グランプリ 札幌ベルエポック美容専門学校 三澤さん
特別賞 札幌ベルエポック美容専門学校 猪又さん