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滋慶学園グループの新年式 浮舟総長「アジアの職業人教育に寄与する」

滋慶学園グループが運営することになったザ・シンフォニーホールで行なわれたグループ大阪地区の新年式

 2014年1月から滋慶学園グループによるザ・シンフォニーホールの本格運営がスタートしたことを受けて、滋慶学園グループ大阪地区の「平成26年度新年式」が1月5日(日)午後零時半から、大阪市福島区のザ・シンフォニーホールで開催されました。

 新年式の模様は東京、北海道、仙台、埼玉、出雲、福岡の国内計8拠点と韓国、フランス、中国、オーストラリアの海外4拠点にもネットワーク中継され、2000名を超える滋慶学園グループの教職員が心を一つにして新しい年への第一歩を踏み出しました。

 大阪会場の新年式で、浮舟邦彦総長は昨年1年間の国内外の情勢を政治、経済、社会、教育の各方面から分析。「アベノミクスによって国内経済が好転し、社会の転換点でもあった」と述べました。

「年頭の挨拶」を行う浮舟邦彦総長。「アジアの職業人教育に貢献してゆく」と力強く今年1年の抱負を述べた「年頭の挨拶」を行う浮舟邦彦総長。
「アジアの職業人教育に貢献してゆく」と力強く今年1年の抱負を述べた

 さらに2014年度の政治経済見通しを述べた上で、「政治経済問題と共に教育問題は重要であり、成長戦略に見られるように国も力を入れている。大学は783校あるが、国際競争力をつけるために上位30校に重点投資を行おうとしている。(18歳人口が減少し大学淘汰の年と言われる)2020年問題に向けて、益々格差が広がり、どの大学も生き残りに必死になるだろう。
 我々専門学校の分野でも、今年度から(文部科学大臣が専門学校の中でも特に優れた産学連携の高等教育機関として認定する)『職業実践専門課程』がスタートする。専門学校として、この認定を通して、産業界との連携をこれまで以上に深めて、教育の質のさらなる向上を目指さなければいけない。そのためにも情報公開を進め、教職員研修などに力を注いでいく。

 今年はグループの第5次5ヵ年計画の3年目にあたる。先日、目覚しい発展を遂げているシンガポールを訪問したが、その計画的な発展に驚いた。我々も社会の変化をキャッチアップしながら事業計画を完遂し、アジアの職業人教育に寄与していきたい。また学生ひとり一人を大切に、滋慶学園グループのネットワーク力を生かしてブランド力を高め、人、物、金の経営資源を充実させていく1年としたい」と力強く新年の決意を述べました。

  • 滋慶教育科学研究所の近藤所長

    滋慶教育科学研究所の近藤所長

  • 橋本常務理事

    橋本常務理事

 各組織の代表からも新年の挨拶が行われ、滋慶教育科学研究所(JESC)の近藤雅臣所長は「まさかザ・シンフォニーホールを運営し、このようなすばらしい会場で新年式を迎えることができるとは夢にも思わなかった。これも総長の強力なリーダーシップの下、皆さんが素晴らしい卒業生を社会に出し、職業人教育の使命に燃えて営々と努力を積み重ねてきたことが世の中に認められての結果だと思う。
 私達は教育理念や建学の精神を大事にしてきたが、プラスして新しく文化芸術の大きな砦がシンボルとして我々の手にゆだねられた。これを皆さんと共に喜びたい。今年は甲午(きのえうま)で追い風が吹く年だという。ひとり一人が大きく帆を立てて、その帆をつなぎ合わせて前進していきたい」と挨拶しました。

 滋慶学園グループの昨年1年間の活動をまとめたスライドショーが上映されたあと、国家試験対策委員会やキャリア教育委員会、国際教育委員会、総務経理人事委員会など各委員会の代表から今年の抱負が述べられました。最後に各賞表賞式が行われ、昨年に目覚しい功績を挙げた8組に「総長賞」が贈られました。

  • 国家試験対策センターの稲岡センター長

    国家試験対策センターの
    稲岡センター長

  • 壇上で総長賞の表彰を受ける7名の受賞者(1名は東京会場に参加)

    壇上で総長賞の表彰を受ける7名の受賞者
    (1名は東京会場に参加)

  • 滋慶トータルサポートセンターの鈴森センター長

    滋慶トータルサポートセンターの
    鈴森センター長

総長賞は以下の通り(敬称略)。

東洋医療専門学校 歯科技工士学科教職員一同】
 韓国で行われた国際歯科技工学会学術大会のテクニカルコンテスト石膏彫刻部門とワックス彫刻部門2部門で学生をワールドチャンピオンに就かせた。また学生補綴作品コンテストにおいてもグランプリを受賞するなど独自の技術向上策を開発、指導した結果である。

大阪ハイテクノロジー専門学校/大阪医療技術学園専門学校 大須賀久美子】

個人表彰を受ける大須賀先生個人表彰を受ける大須賀先生

 長年に亘り職業人教育の理念を解し卒業研究教育システムの構築、滋慶選択科目講座の運営、就職委員会の運営、国家試験専門基礎問題の作成に関わるなどによって生命工学技術科、バイオ技術教育等に貢献してきた。

【医療法人社団慶生会 滋慶トータルサポートセンター 鈴森剛志】

鈴森先生鈴森先生

 キャリア教育の進め方についての指針として「キャリア教育ロードマップ」の改定、学校現場におけるひとり一人の学生への対応の為の学生サポートアンケートの充実、又キャリア教育の指導要領とも言える「学生サポートハンドブック」制作の中心メンバーとして滋慶グループのキャリア教育に貢献した。

【NCAダンスワールド/ヴォーカルワールド/ミュージシャンワールド/商業音楽科 プロジェクトチーム】
 4月に名古屋コミュニケーションアート専門学校から独立開校予定の名古屋スクールオブミュージック専門学校らしいミュージカルをとの想いから、オリジナルミュージカル「Hospital Of Miracle」の制作にチャレンジ。台本を作り、毎年改善し完成度も上がり、多くの感動を与えてきた。ロビーまわりや募金袋のことまで全体を通しての企画演出が考慮されており、イベントとしての完成度が高く、お客様に感動を届けることで募金額も増えてきた。ミュージカルを通して社会貢献し、デビュー・就職に強い即戦力の人材育成を実学教育、人間教育の理念のもとに行ってきた。

【COM福岡高校センター】
 滋慶学園COM福岡高校センターは高等学校と連携して滋慶学園福岡6校合同イベント「お仕事体験フェスタ」の実施、高等学校のキャリア教育授業への協力、高等学校教員対象「滋慶学園福岡合同学校説明会」の実施等、多くの「キャリア教育」を行い高校生のキャリア形成に寄与している。その結果、高等学校からの信頼、また高校生への満足に繋がり、高等学校での滋慶ブランドの確立に寄与した。

東京スクールオブミュージック専門学校 竹内 光雄】

竹内先生竹内先生

 プロミュージシャンである業界経験と高校とのパイプを長年にわたり築き上げている実績をもとに、高校センターとして広報活動を行い、3年連続高い目標を達成した。技術知識を持つことの重要性、経験を積む大切さ、業界との繋がりを持つことの必要性を伝えるなど、ひとり一人にとって「好きなことを仕事にする」事の大切さを伝え、高校生への自己発見を促す提供などによって高校からの信頼にもつながるなどその貢献度は大きい。

【東洋医療専門学校 救急救命士学科教職員一同】
 26校の大学と7校の専門学校が参加した一般社団法人全国救急救命士教育施設協議会主催の「第10回記念全国学生救急救命技術選手権」において、総合優勝を果たした。実力が問われる厳しい7課題の中での総合優勝であり、指導した教職員スタッフの努力に負うところが大である。

【東京ベルエポック製菓調理専門学校 金昭英】
 留学生の学園生活のサポートを通し、留学生のかかえる課題を早期に発見し、的確に対応した。結果、学生から厚い信頼を得られ、担当するカフェビジネス科留学生の学業半ばにおける帰国を防止するなど成果をあげた。