東洋医療専門学校の鍼灸師学科１年生を対象に、本校の海外教育提携校である中国・浙江中医薬大学への同時入学制度の説明会を行いました。本校鍼灸師学科での単位取得が浙江中医薬大学針灸推拿学科の単位として認定され、２年間の留学によって多くの卒業生が同大学の学位を取得しており、新入生の皆さんは熱心に耳を傾けていました。
　
　説明会では、浙江中医薬大学 国際教育学院の黄在委員長が、大学および留学生の現状紹介を行いました。また本校の卒業生で、同時入学制度を利用して留学している９期生の磯淵昭子さんからは留学経験などのお話をしていただきました。本校専任教員の孫傑（ソン・ジェ）先生が通訳となり、留学の補足説明も行いました。

　中国では、「鍼灸師＝ドクター」であり、鍼灸師が様々な治療に携わります。同時入学制度を利用することで、鍼灸内科や推拿（すいな）、小児科などたくさんの臨床現場に立ち会うことができ、世界で活躍できる「医学学士」の学位取得が可能です。

　本校からはこれまでに２９名の学生が留学し、学位取得に向けて勉学に励んできました。留学した卒業生の実績が浙江中医薬大学から高く評価され、２０１８年度以降の本校入学生から留学にかかる学費が無償となりました。負担軽減によって、以前よりも多くの学生が将来のフィールドを広げることができるようになっています。

　今回の説明会では、同時入学制度だけでなく、中国での生活などについても学ぶことができました。また日本との価値観や文化の違いについても理解を深め、国際的な感性を養うことができました。コロナ禍の中ですが、これからも滋慶学園グループの教育理念である「国際教育」の充実を図ってまいります。

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  通訳や補足説明を行う孫先生

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  浙江中医薬大学　第１校舎

（東洋医療専門学校　事務局　武村　俊哉）