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本部ビル1階の新スタジオ完成 国家試験のオンデマンド自宅学習システム「J-WEB」の収録進む
2013.11.21
インターネットを通して学生に授業を届ける滋慶学園グループのEラーニングシステム「J-WEB」。そのコンテンツの一つである「ビデオオンデマンド(VOD)講座」の収録がグループ本部ビル1階に新設された専用スタジオで連日精力的に行われています。
「J-WEB」はインターネット環境さえあれば、いつでもどこでも学べるシステムとして滋慶教育科学研究所(JESC)の国家試験対策センターがグループのIT企業とともに開発・展開しているもので、現在、国家試験をめざすグループの全国各地の学生約6000名が過去問題などに取り組むために利用しています。
「ビデオオンデマンド講座」は「J-WEB」上の学生向けサービスとして先生の講義を映像で流しているもので、すでにこれまでに教室などで撮りためた基礎医学や社会福祉系の講座などがネット上にオンエアされています。
この10月には新しいスタジオがグループ本部ビル1階に完成。滋慶教育科学研究所(JESC)が主宰する各教育部会の先生たちが中心になって講義の収録を行っています。直近では同部会言語聴覚士分科会に所属する大阪医療技術学園専門学校言語聴覚士学科の児島その学科長の講義が全5講座10コマ分、収録されました。
約10年にわたる病院勤務など社会経験も豊富な児島先生は分かり易い授業をすると学生にも評判の先生ですが、カメラの前でも落ち着き払って、消化器の定義をホワイトボードに板書しながら、「消化」って何? 「吸収」って何? 「排泄」は? 「『消化器』ってどこからどこまでのこと? 長さは?」とカメラに向って質問をぶつけ、一つ一つ丁寧に説明。国家試験に出そうな問題として示しながら、大事な部分を学生がきちんと理解できるように何度も何度も確認しながら説明を繰り返していました。
スタジオと編集室は防音壁で区切られており、スタジオで撮影した映像と音声は最新機器の入った編集室でスタッフによって50分の講義にまとめあげられ、そのまま「J-WEB」にアップされます。
国試対策センターでは、今後、基礎医学系の講座や「直前対策講座」など順次、収録していく予定にしています。稲岡センター長は「本格的なスタジオができたので、各教育分科会と連携しながら次々と収録していくことにしています。国家試験を目指す学生へのサービスですが、特に病欠した学生や理解が不十分な学生には強い味方になってくれると思います」と話しています。
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最新の編集機器が導入された編集室
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国家試験対策用Eラーニングシステム「J-WEB」