お知らせ

News

科学の知識で事件を解決! 「サイエンス探偵団」発行しました つちや書店

つちや書店が発行した学習漫画「サイエンス探偵団」

 滋慶学園グループの株式会社つちや書店(東京都文京区)は、学校や街で起きた謎の事件を、子どもたちが科学の知識で解決していくという学習漫画「サイエンス探偵団」を2月22日、発行しました。

 科学実験教室のパイオニアとして知られ、やはりグループ関連会社のサイエンス倶楽部(東京都中野区)が監修。漫画は、福岡デザインコミュニケーション専門学校(現 福岡デザイン&テクノロジー専門学校)の卒業生の天音まことさんで、本作がデビュー作になります。

 主人公は小学校5年生のまどか、祐太郎、結衣。3人は「サイエンス探偵団」を結成し、さまざまな事件を手作りの顕微鏡や望遠鏡を使ったり、実験をしたりして解決していきます。解説のページやサイエンスコラムもあり、漫画に出てくる工作や実験を家庭で楽しむこともともできます。

漫画に出てくる不思議な浮遊物や手作り望遠鏡を作って楽しむことも

 クラスのかわいい女の子の机に似顔絵が描かれた「落書き事件」では、青色の繊維片を手掛かりに“犯人さがし”。物語の中で、厚紙とレンズを使った手作り望遠鏡やペットボトルを利用した簡単な顕微鏡の作り方を解説します。ここではレンズの歴史コラムは、ちょっとした雑学になりそうです。
 また、体育館に現れる白い浮遊物と不気味な音の正体を突き止める「お化け事件」では、ポリエチレンの荷造りテープを細く裂いて束にし、静電気を起こしてフワフワ浮かべる仕組みを説明。静電気の仕組みのコラムは、大人が読んでも分かり易くて面白い内容です。実際に浮遊物を作ってみるのも楽しそうです。

  • ペットボトルとガラスビーズで作る顕微鏡

  • 科学の知識で事件を解決!

 焼きそばが青くなった原因を探る話では、青い焼きそばの作り方や、青色を変化させる方法を解説。このほか、身近なところにある蛍光物質や窃盗事件の指紋検出法、備長炭電池の作り方のコラムも、物語の中で出てきます。

 本書では、大人へのメッセージで「子どもたちにとって、教科書で学び知識を増やすことも必要ですが、生きていくうえで重要なのは、ものごとの表面だけにとらわれることなく、科学的に考える力をやしなうことです」、「物語の中に出てくる実験や工作は、どれも身近な材料や、ちょっとした工夫でできるものばかりです。ぜひ子どもたちといっしょにチャレンジしてみましょう」としています。

 「サイエンス探偵団」はB6判、1100円(税込み)。

■サイエンス倶楽部のホームページ
https://www.science-club.co.jp/