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地域貢献事業 「学生と一緒にあそびリテーション」を通して
社会福祉法人三田市社会福祉協議会主催の介護予防事業「高齢者つどいの日」が開催されました。
「高齢者つどいの日」では、様々な取り組みが行われています。その中で神戸医療福祉専門学校三田校理学療法士科では、「学生と一緒にあそびリテーション」というテーマで地域の皆さんとの交流を楽しみました。
リハビリテーションと聞くと、「しんどそう、頑張って乗り越えないといけないもの」といった少しネガティブなイメージを持たれる高齢者の方もいらっしゃいます。しかし、リハビリテーションとは本来輝かしい人生を取りもどすため、いつまでもいきいきとした人生を送るために行うポジティブなものです。途中つらいことがあったとしても歩けるようになった時の達成感、理学療法士と分かち合う感動は忘れられない記憶となります。
そんなリハビリテーションの「本来の形」を地域の方々にも知っていただきたいという思いで、神戸医療福祉専門学校三田校の学生が考え、計画をしたのが、「あそび」をキーワードとした「あそびリテーション」です。誰でも小さい頃に家族や友達と遊んだ楽しい記憶はあるものです。それは高齢になっても、楽しい思い出として残っているはずです。そのあそびをリハビリテーションに取り入れて、本来の「ポジティブなリハビリテーション」を地域の方々に知っていただくことができました。
ただ機能訓練をするだけでなく、「地域の方々に楽しんでいただけるリハビリテーションとは何か」をみんなで考え、工夫を凝らしました。みんなで楽しく体操をしたり、風船を使ったゲームの中で筋力を鍛えたりと、楽しめるリハビリテーションを行いました。
また、学生と地域の皆さんとがコミュニケーションをとる機会も多くあり、学生にとても良い機会となりました。学校の授業で学んだことをどうやって地域の方々に喜んでいただけるリハビリテーションに作り変えていくか。これは実際に考えて、やってみなければ学べません。地域の皆さんのことを一生懸命考える、そんな経験は学生にとって大きな学びの体験となりました。
リハビリテーションは、患者さんと理学療法士が一心同体となって行うものであり、それぞれの思いがバラバラではうまくいきません。そのため患者さんとのコミュニケーションはとても大切です。理学療法士は患者さんと会話をして、表情を見て初めて患者さんを「診る」ことができます。これらの重要性も今回の経験を通して学生に感じてもらうことができました。
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健康体操では地域の皆さんと学生が一緒になって汗を流しました
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地域の皆さんとのコミュニケーション。学生も楽しんでいました
地域の皆さんに楽しんでいただき、学生も達成感に満たされた充実した時間を過ごせました。
これからも地域の皆さんにとって「本当に大切なリハビリテーションとは何か」を、学生と一緒に考えながら日々進んでいきたいと思います。
(神戸滋慶学園 神戸医療福祉専門学校三田校 吉田 優也)