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ミュージカル「甲子園だけが高校野球ではない2013」 原作監修の岩崎夏海先生ら迎えて上演

昨年に続いて上演されたミュージカル「甲子園だけが高校野球ではない2013」。内容もバージョンアップし放送芸術と大阪アニメの学生たちが渾身の気合を込めて演じ切った!
(写真=放送芸術/大阪アニメ 教務課 森)

 名もなき高校球児たちとマネージャーや監督、そして彼ら彼女らを応援する家族や友だち。そんな一見どこでも見られるようなドラマを描いた放送芸術学院専門学校/大阪アニメーションスクール専門学校主催のミュージカル「甲子園だけが高校野球ではない2013」(竹田昌広脚本・演出)が9月7日(土)・8日(日)の2日間、大阪・大東市立総合文化センターサーティホールで上演されました。
 在校生と劇団で活躍する卒業生ら49名が出演。音響、照明、美術、映像などスタッフを含む総勢150名が紡ぎだす汗や涙、夢や失意、恋、情熱といった青春ドラマが笑いとともに展開する舞台。満員となった連日の観客席はスタンディングオベーションの拍手に包まれ、「涙が止まらなかったよ」「1年分の涙で、涙腺が涸れた」と言いながら笑いころげる女子高生やサラリーマン、野球少年らで溢れました。

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ABC清水アナが“実況中継”、「熱闘甲子園」の西浦先生が新曲披露

 作家の岩崎夏海さんが監修したベストセラー実話集「甲子園だけが高校野球ではない」(廣済堂出版)と「甲子園だけが高校野球ではない2」(同)を原作にしたミュージカルで、放送芸術学院の講師として舞台の音楽監督を務め、TV朝日系「熱闘甲子園」のテーマソングなどを担当するシンガーソングライターの西浦達雄先生に加えて、2日目の公演には高校野球やプロ野球の実況でおなじみのABCアナウンサー、清水次郎さん、さらに東京から駆けつけた作家の岩崎夏海さんという豪華な顔ぶれが竹田監督とともに舞台に上って挨拶、花を添えました。

 この日出演した学生たちはタレント事務所などに所属する卒業生らと共にオーディションで選ばれ、7月中旬から夏休みを使って猛特訓を受けてきました。応援団部のユーモア溢れる動きと紹介の口上によって、西浦先生の新曲「その瞬間(とき)…思いを胸に」が演奏された後、球児たちの迫真のドラマが繰り広げられました。勝敗が決まるクライマックスでは清水アナウンサーが飛び入りの友情出演。「みんなが笑っている!。みんなが泣いている…」の名セリフが実況中継されると、会場からは一段と大きな拍手が湧き起こりました。

  • 舞台挨拶する岩崎夏海先生

    舞台挨拶する岩崎夏海先生

  • 開演前に新曲を披露する西浦達雄先生

    開演前に新曲を披露する西浦達雄先生

  • クライマックスシーンで“実況中継”する清水アナウンサー

    クライマックスシーンで
    “実況中継”する清水アナウンサー

学生たちの熱演に、会場は爽やかな涙の雨とスタンディングオベーション

 そしてカーテンコールは客席の隅から隅までのスタンディングオベーション。なぜか“泣き笑い”のようなカラッとした爽快感を残してくれるミュージカル舞台に温もりのある拍手がいつまでも鳴り止みませんでした。舞台裏や会場の最後尾に陣取って、この一瞬のために裏方として舞台を支えてきたスタッフ学生たちも手に手を取りあったり、肩をたたきあったりして喜びを分かち合っていました。

 終演後、ミュージカル出演は初めてだったという清水アナウンサーは感想を聞かれて、「いやあ、マイクの前に立つまでは、正直、皆さんが懸命に作り上げてきた舞台を台無しにしてしまうんじゃないかと、とても恐かったですね。なんとかやれてホッとしています」と学生たちの舞台にかける気迫を誉めていました。

 また、じっと鋭い目で舞台に見入っていた岩崎先生は「(自分が監修したので)オチはわかっているのだが、それでも涙がでてきた。一人ひとりの芝居が出来ていて、魂がこもっていたということだと思う」と評していました。

 演じきった学生たちも、顔をくしゃくしゃにしながら“やりきった感”の満足気な表情を見せ、互いの健闘を讃えあっていました。

 ロビーではお揃いのユニフォーム姿の学生スタッフたちが募金箱を掲げて、骨髄移植への協力などを呼びかけ、大勢の方々のご協力を得ることができました。ありがとうございました。

  • 背番号[0]を付けたお揃いのユニフォーム姿で”共演者“として裏から舞台を支えた学生スタッフたち。チームワークが編み出す強力パワーがスタンディングオベーションにもつながった

  • 背番号[0]を付けたお揃いのユニフォーム姿で”共演者“として裏から舞台を支えた学生スタッフたち。チームワークが編み出す強力パワーがスタンディングオベーションにもつながった

  • 背番号[0]を付けたお揃いのユニフォーム姿で”共演者“として裏から舞台を支えた学生スタッフたち。チームワークが編み出す強力パワーがスタンディングオベーションにもつながった

    背番号[0]を付けたお揃いのユニフォーム姿で”共演者“として裏から舞台を支えた学生スタッフたち。
    チームワークが編み出す強力パワーがスタンディングオベーションにもつながった

【主催】放送芸術学院専門学校/大阪アニメーションスクール専門学校
【後援】(財)夏目雅子ひまわり基金・田中好子“いつもいっしょだよ”基金 
大阪府高等学校芸術文化連盟
【協力】吉田正樹事務所
    廣済堂出版
    トップコート
    三木楽器
    サテライト大阪
    ハッピータイム事務所
    キョードー大阪
    ソフトコンサルティング