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福島さんのモスクワの夏終わる 〜 リオへ一から出直し
日本女子短距離界ただ一人の代表としてモスクワ世界陸上に挑んだ滋慶学園グループの北海道ハイテクAC、福島千里選手(25)は8月15日(木)午後、女子200メートル予選4組に出場。まずまずのスタートで飛び出しましたが、最後までスピードに乗れずシーズンベストに及ばない23秒85で6位に終わりました。
福島選手が練習を重ねてきた北海道ハイテクACのある恵庭市では、地元の星、福島さんを応援しようと大勢の市民の方々がパブリックビューイング会場の「道と川の駅『花ロードえにわ』」に集合。ハイテクACの留守を預かる北風選手や畑マネージャーとともに固唾を呑んで見守りました。
前回の大邱(テグ)大会は100メートと200メートル、さらに400メートルリレーに出場し、100メートルでは79年ぶり、200メートルでは日本女子初の準決勝に進んだだけに、会場は期待の熱気に包まれました。しかし、予選敗退の結果に終わり、インタビューを受ける福島さんが今にも泣き出しそうな顔で「やることをやったのに、なぜこのくらいしか出ないのだろうか…」とうなだれると、一瞬静かになった会場から「よく頑張った」「世界大会に出ることが出来ただけですごいよ」「次があるさ」と温かい声援が飛びました。それでも気丈に福島さんが「3年後(リオ五輪)に向けて一から出直します」と答えてキュッと唇を結ぶと、大きな拍手が湧いていました。
皆さま、ご声援ありがとうございました。
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昨年の日本選手権での福島選手
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恵庭のパブリックビューイング会場