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地域コミュニティに根差した、身近なコンサートホールを目指す取り組み

0歳の赤ちゃんからご来場頂ける貴重なコンサートは、地域の幼稚園、保育園の園児たち、ご家族にも好評

 ザ・シンフォニーホールは、「クラシック音楽の殿堂」として世界中の音楽家、クラシックファンの皆様から愛を注いで頂き、2017年10月には開館35周年を迎えました。大阪発、日本が世界に誇る文化遺産でもあるザ・シンフォニーホールを未来へ継承していくことは、株式会社ザ・シンフォニーホールの重要なミッションの一つです。

 そのためには、地域の皆様からのご支援を欠かすことはできません。具体的な取り組みとしては、町内会(大淀南二振興町会を中心に、大淀東連合振興町会)の皆様に、主催公演のチケットを優待価格でご案内しています。クラシックといえば敷居が高くて気後れしてしまう、興味があるけれどチケット代金が高価で躊躇してしまう、というイメージをお持ちの皆様にも、少し散歩に出かけるような気分で、身近にある素晴らしい音楽の時間をお楽しみいただけるようになりました。

  • 身体全体で音楽を楽しむ喜びを感じるロビーコンサートも好評です

  • 楽器に直に触れられる体験コーナー

  • ベビーカー置き場をご用意

 幼稚園、保育園へは0歳の赤ちゃんからご一緒にお越しいただけるプロジェクションマッピングと音楽を楽しめるコンサート、教会のミサ曲をプログラムにしたオルガンコンサート等、コミュニティに求められるコンサートをご紹介することで、より地域の皆様に関心をお持ちいただけるようになってきました。

 ホール近隣では近年、タワーマンションの建設が盛んに行われ、新たな居住者が増えてきています。建設当初から応援してくださっている方々にはもちろん、新たにコミュニティに加わられた皆様にも、音楽を通して「心を休める場所」をご提供していくことで、ホールを地域の誇りとして愛していただける、地域に根差したコンサートをホールを目指していきます。

(株式会社ザ・シンフォニーホール 有本 裕子)