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今年度開校した仙台ECO動物海洋専門学校をはじめ、仙台地区3校合同入学式が行われました
2019.05.16
春の陽光がまぶしい晴天に恵まれた4月16日(火)、仙台サンプラザホール(仙台市宮城野区)で滋慶学園グループ仙台地区3校の合同入学式が行われました。入学式を行ったのは、仙台コミュニケーションアート専門学校、仙台医健・スポーツ&こども専門学校と、今年度開校し、初めての新入生を迎える仙台ECO動物海洋専門学校(仙台コミュニケーションアート専門学校からエコ・コミュニケーション科が分離独立)です。
第一部の式典はSCAのゴスペルアンサンブルの先導による国歌斉唱から始まり、仙台医健の仁田新一学校長、SCAと仙台エコの濱田敏幸学校長が式辞を述べました。式典には副校長、教育顧問のほか、国内外から多くの来賓が駆けつけ、新入生の入学を祝いました。海外からの来賓を代表して医療系の学生たちが海外実学研修を実施している、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校より、家政学部准教授のエリザベス・ジェイ・サスマン先生が新入生にメッセージを贈りました。国内からは、名誉教育顧問で歴史家・作家の加来耕三先生が令和の時代に入学する学生に向けて、専門分野の日本の歴史から興味深いお話を、また姉妹校の東京コミュニケーションアート専門学校学校長で、長野オリンピックのエンブレムを手がけたグラフィックデザイナーの篠塚正典先生が祝辞を述べました。式典の最後に滋慶学園グループの浮舟邦彦総長が祝辞に立ち「今日から一緒に頑張りましょう」と新入生を激励しました。
“第一回目の授業”と位置付けている第二部では、開校以来取り組んでいる業界や企業と連携した産学連携教育システムから、その成果を9題、学生たちが英語と日本語でプレゼンテーションしました。さらに、姉妹校の大阪スクールオブミュージック専門学校の卒業生で、バンドSOPHIA、MICHAELや俳優など多方面で活躍する松岡充先輩から歌のメッセージも贈られました。式典の最後には、名誉教育顧問のミッキー吉野先生、海外教育顧問のキース・ワイアット先生らによるスペシャルバンドとSCAゴスペルアンサンブルが池末信先生の指揮で「You Raise Me Up」を演奏、会場が感動に包まれるなか、第1回目の授業が終了しました。
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SCAゴスペルアンサンブルの先導で国歌斉唱
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国内外から来賓が仙台での入学式に列席
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式典前に会場入口で記念撮影する新入生たち
仁田学校長、濱田学校長が式辞
仙台地区3校の2名の学校長が式辞を述べました。
仙台医健・スポーツ&こども専門学校 仁田新一学校長は「皆様のプロとしての将来の仕事は、人の心と身体に寄り添い、より幸せな人生を送ることを目的としています。人は見る、聞く、味覚、臭覚、触覚の五感を通して体外からの情報や物理的・化学的・生物学的な物質を受け取り、この情報を脳で処理して最適に行動します。皆様はこの五感を上手に使い、その人にあったテーラーメードな信号を届けることになります。本校に入学して経験豊富な専門教育の実績のある講師陣からその精神や技術を学び、磨くことになります。人には体外から侵入する細菌やビィールス、ガンなど生体に有害なものに対抗し、処理する手段があります。この働きを免疫と言います。この免疫の研究で京都大学の本庶佑先生がノーベル医学生理学賞を受賞され、免疫がガンの治療でもその重要性が注目されました。この免疫力は運動や体外からの刺激で活性化できることが分かってきました。この体外からの刺激を通して免疫力をアップさせる手段をプロとしての皆様が手に入れることができるのです。これが人のこころと身体に寄り添える「人に優しい」プロになることに繋がるのです。これから皆様は、楽しい時も辛い時もあるはずです。心がくじけそうになった時には、将来「ひとに優しいプロ」になったかっこいい自分の姿を思い描き、苦しみや眠気に打ち勝ってください」と激励しました。
仙台コミュニケーションアート専門学校、仙台ECO動物海洋専門学校の濱田敏幸学校長は、『文武の道』を志す者の心構え、『守・破・離』という教えに触れ、「茶道の創始者千利休が、学びの心構えとして「学び始めは模範となるものを忠実に真似し、その教えを守りなさい。ある程度基礎が身に付いたなら自分なりの工夫を加え、いずれ独自の世界を切り開き師の教えから離れなさい。しかし、その道を極めた後も、学びの根幹をなす『基礎基本』は忘れないように」と弟子に示したもので、今日まで文武両道(みち)に受け継がれている大切な教えとなっています。ブナ科の果実であるドングリは、荒れ地でも大きな樹木に育つと言いますが、荒れ地では水分を求めて四方に根を張り巡らし、樹木の成長に見合う領域を確保してから芽を出します。最初の成長こそ遅くなるものの、多少の干ばつにへこたれない丈夫な樹に育つのです。皆さんも根となる「基礎基本」をしっかり学び、『好きな仕事』という大きな「果実」を手にして頂きたい」と新入生を激励し、「間もなく皆さんは、新時代『令和(れいわ)』、数年続く国際的イベントの開催という上げ潮と、自然災害や貿易摩擦、国際紛争が懸念される下げ潮との潮目に立ちます。将来関わりが出てくるこの流れを視野に入れながら、『生き抜く実学』を学び、出会いを大切にして、熱き思いを開花させ実を結ぶよう頑張ってください」と結びました。
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仙台医健・スポーツ&こども専門学校 仁田学校長
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仙台コミュニケーションアート専門学校、仙台ECO動物海洋専門学校 濱田学校長
海外からの来賓 カリフォルニア州立大学ノースリッジ校のサスマン先生が祝辞
カリフォルニア州立大学ノースリッジ校 エリザベス・ジェイ・サスマン准教授が、海外からの来賓を代表して祝辞を述べました。「『継続は力なり』という言葉があります。世界中の人々が日本からこの言葉を学んでいます。今持っている強さを期待を忘れずに、これからたくさんのことを学び、経験し、成長してください。学ぶということは生活を豊かにしてくれます。技術、芸術、医療、どのような方法でも、思いやりがあれば、言葉を超えて人に喜びを与えられるようになるでしょう」。さらに「もちろん、一生懸命勉強するだけでなく、時には息抜きも、今しかできないことを楽しみながら前進してください」と、祝辞の最後に『ゆっくり成長することを恐れることはない、恐るべきことはただその場にじっとしていることだ』ということわざを新入生にプレゼントしました。
「目指した夢に向かい、地にしっかりと足をつけていってください」加来耕三先生
歴史家・作家として活躍されている名誉教育顧問の加来耕三先生は日本の歴史から新入生に祝辞を贈りました。日本最初の元号『大化(たいか)』から『白雉(はくち)』と続いた元号は三番目『「朱鳥(しゅちょう)』までに32年もの空白期があり、次の四番目の『大宝(たいほう)』までも15年の空白があり、独自の元号をもつには『覚悟と理解が必要』だったと解説されました。また、明治維新の当時、『慶応』から『明治』に元号がかわっても、大半の日本人は、新しい時代、「四民平等の世の中がきた」ことを頭では理解していても、なかなか実感することはできなかったそうです。「このとき、現われたのが今年没後百年を迎える『前島密』という人物でした。彼は〝日本郵便の父〟と称されることの多い人物です。ずっと一円切手の肖像の人ですから、皆さんも何処かで見たことがあるかもしれません。彼は日本近代化のスタートである明治維新の理想を、具体的な形にして、広く日本人に示しました。それが、切手です。切手を貼った手紙やハガキを用意すれば、『いつでも』『何処でも』『誰でも』『自由に』『何処にでも』手紙やハガキを送ることができる社会を、すべての日本人に実感させました。郵便は全国津々浦々へ廉価で届けられ、それによって情報の共有化が一気に進みました。『鉄道』の基本設計をし、新聞を発行して、最後に『電話』を開業させたのも前島密でした。明治維新の理想を具現化していったのです。新入生の皆さんは今日から、自らの夢を実現させる道を、試行錯誤しながら、着実に歩いている、という実感をもたれることと思います。目指した夢に向かって、具体的な学びを、地にしっかりと足をつけていってください」と、『平成最後に入学し令和に学ぶ新入生』にお祝いの言葉を贈りました。
「失敗することが勉強、立ち止まらず、ゆっくりでも一歩ずつ確実に進んでください」篠塚正典先生
グラフィックデザイナーとして活躍している篠塚正典先生は『才能』について「その道のプロフェッショナルになるための才能が私にはあるのか?と不安に思っている人も多いかと思います。でも大丈夫です。才能はほんの少しあればいい。この入学式に座っているみなさんはもう少しの才能は持っています。ではあとは何をすればいいのか?コツコツと努力を積み重ねていけばいいのです。才能よりも努力の方が大切です」と、3月に引退した大リーグのイチロー選手を例に「努力なしに成功はありえません」と伝えました。そして「卒業するまでにはいくつもの壁にぶち当たると思います。失敗を恐れないでください。失敗していいんです。一番いけないのは、一回失敗して諦めてしまうこと、授業に出なくなってしまうこと。学校に来なくなってしまうこと。やらなくなってしまうことが一番いけません。失敗は当たり前、失敗することが勉強です。たくさん失敗して、たくさん先生に忠告をされてください。その先生のアドバイスがみなさんを成長させます。みなさんの身になります。決して立ち止まらず、ゆっくりでも一歩ずつ確実に進んでいくことを今日、ここで自分に誓ってください。そう誓って頑張る皆さんを、学校は全力でバックアップします」とエールを贈りました。
「仲間や業界の方々とのネットワークを大切に、自律協働できるプロの人材を目指してください」浮舟邦彦総長
第一部の最後、滋慶学園グループの浮舟邦彦総長は「第二部では皆さんの先輩方が学びのプロセスをプレゼンテーションします。その姿を見て、自分の将来を思い描いてください」と、それぞれの夢を、明確な目的や目標に変え、目標を持って始めることの大切さを伝えました。また、よい生活習慣、主体的に取り組むこと、チームワーク、コミュニケーションの大切さ、グローバルな視点から物を考える真の国際性などを、これからの学園生活で身につけてほしいと述べました。さらに「一緒に学ぶ仲間との人間関係、講師や業界の方々とのネットワークを大切にしてください。そのネットワークは皆さんがプロになったときの大きな財産になるはずです。自律協働できるプロの人材を目指して、今日から無駄な時間はありません。充実した学校生活を送ってください」と新入生に祝辞を贈りました。
第二部は第一回目の授業、在校生によるプレゼンテーション
“第一回目の授業”と位置付けている第二部では、開校以来取り組んでいる「業界とともに業界に必要な人材を育成する」産学連携教育システムで取り組んでいるさまざまな企業プロジェクト在校生が9題をプレゼンテーションしました。実践授業を通して身につけた「コンセプト」、「クリエーティビティー」、「プレゼンテーション」の3つの力をステージから堂々と披露しました。また、国際教育の一環として、プレゼンテーションを英語と日本語で行いました。
SCAクリエーティブコミュニケーション科では、学生作品が見事採用された『福井県観光連盟 明治の偉人Vtuberプロジェクト』をネット・動画クリエーター専攻の佐藤さんがチームで制作した『明新館でグリフィス教授が福井県の観光名所である大野城について講義をするという動画』についてプレゼンテーションしました。「ポイントはいかにグリフィスを人間らしく動かすか。自分たちで作りたい動きをし、その動きを見ながらグリフィスに動きを設定しました」と完成した動画に合わせ、声優専攻の学生のなかからオーディションで声優を決定、完成した『グリフィス教授の特別講義』動画を上映しました。
SCAクリエーティブコミュニケーション科の2題目のプレゼンテーションは、『株式会社明治の果汁グミ商品企画・パッケージデザイン提案』に取り組んだ、総合デザイン&イラスト専攻の仲又さん。20代女性に大ヒットが期待できる果汁グミという課題への取り組みはリサーチから始まり、コンセプト制作、商品企画の設定を行い、洋酒(ワイン)配合入りのジュレソースが入った『大人の果汁グミワインブレイク』を企画。続いてロゴデザイン、ワインボトルの雰囲気を表現したパッケージデザインを制作、見事優秀賞を獲得しました。これらの経験を積み、仙台のITプロダクト会社へ就職が決定した仲又さんは「海外でデザイナーとして働くという私が掲げている夢への第一歩となります」と、ひとつの目標を叶え、さらなる目標に向かう姿を新入生に示してくれました。
SCAカフェパティシエ科の卒業生 瀬野尾さんが『バリスタデモンストレーション』を行いました。ステージに用意されたエスプレッソマシーンを手際よく操作しながら、カプチーノの特徴や味について説明、あっという間に美しいクレマのカプチーノが完成しました。
カフェ文化が定着しているオーストラリア、「生活の基盤であるがゆえに、カフェには何が必要なのか、どのようなカフェが人気なのかを学びたいと思いました」と、卒業後はワーキングホリデーを利用してオーストラリアのゴールドコーストで製菓の仕事、メルボルンではカフェとバーレストランで製菓と調理の仕事に携わったそうです。「私はまた海外に行き、文化を学びながら技術向上を目指し、いずれはここ宮城で自分のお店を持つことが目標です。お菓子とコーヒーを通じて多くの人に喜びと感動を与えられるよう、日々努力を続けていきます」と力強く語りました。
SCA調理師科 福原さんと花見さんが仙台に本社のある服部コーヒーフーズ株式会社からいただいた課題『宮城県産漢方豚を使ったメインディッシュ商品開発』をプレゼンテーションしました。女性のお客様をメインターゲットとし、宮城県食材を活用することなどが条件で、テーマとなる食材の漢方三元豚とは、14種類のハーブが入った漢方飼料を食べて育っているブランドの豚です。先輩たちとともにクラスを3チームに分け課題に取り組み、『宮城県産漢方三元豚のブレゼ ~宮城の秋を添えて~』は採用が決定、多賀城にある直営店舗のグリーンライフ コーヒーロースターで提供され、当日の様子や提供されている記事が河北新報様に掲載されました。「今回、この企業課題を通して、課題を発見し、どう解決していくのかを考えてクリアすることや、チームメンバーでそれぞれの作業を把握し、作業時間をそろえるなど、社会人の基礎力として、協調性やコミュニケーションの重要性に気がつきました」とプロジェクトを通しての自らの成長を語りました。
仙台ECO動物海洋専門学校の企業プロジェクトのなかから、『群馬サファリパーク サマースクールプロジェクト』と『青葉の森緑地 生態調査プロジェクト』を動物・ペット学科の伊藤さん、紺野さんがプレゼンテーションしました。今回で5回目となる『群馬サファリパーク サマースクールプロジェクト』は過去に好評だったサマースクールへの参加を依頼され、今年は子どもたちに動物に関心を持ってもらうことに加えて、好奇心や探究心を高めるための新しい取り組みとして、動物のクイズの提案を行いました。「今回のプロジェクトを通して、子どもたちに伝える難しさを学びました。また、分かりやすく伝えるために、入念な準備が必要だと感じました。この企業プロジェクトを行った群馬サファリパークでは9名の卒業生が活躍しています。私もその先輩たちのような、動物業界で活躍できる飼育員を目指したいと思います!」と力強く目標を宣言しました。
続いて、海洋・ECO学科の佐久間さんと橘さんが『青葉の森緑地 生態調査プロジェクト』をプレゼンテーションしました。このプロジェクトは、授業の一環で青葉山に足を運び、独自の野生動物調査をした姿を見て、青葉の森緑地管理センターから正式に野生動物調査が依頼されたそうです。学生たちが行ったのは、青葉山に自動撮影カメラを設置し、そこに映った動物をまとめ、そのデータを管理センターに提供すること。テンやタヌキ、キツネ、イノシシ、特別天然記念のカモシカなど、たくさんの動物の生息が確認できたそうです。「撮影した映像は、管理センターのイベント等で活用されています。動画には普段見ることが出来ない野生動物たちの生き生きした姿があり、管理センターを訪れた多くの人たちに感動を与えることができました。これからも多くの人たちに野生動物や自然の事を伝え続けていきたいです」と結びました。
昨年は1年間で23の企業プロジェクトに取り組んだ仙台医健・スポーツ&こども専門学校、そのなかから山形県中学校バスケットボール協会から依頼された中学校男女選抜チームの専属トレーナー、『山形県選抜中学校バスケットボールチーム 全国大会勝利への貢献について』をスポーツ科学科アスレティックトレーナーコースの井口さんがプレゼンテーションしました。目的は、年度末に実施される全国ジュニアバスケットボール大会にて、1勝でも多く勝ち上がること。しかし「必死な選手ほどケガのリスクが高くそれが原因で負けにつながることもあります。そうならないように選手をケガから守り、ベストなコンディションで試合に送り出すことが私たちアスレティックトレーナーの役目です」と、テーピングやウォーミングアップ指導、怪我の対応、終了後のストレッチ指導などを行った結果、男子チームは全国3位という結果に。「この取り組みを通して、私たちが最も学んだことはコミュニケーションです。たった3ヶ月の期間だけの選抜チーム。週1回しか会わない選手の絆を、私たちトレーナーがつるくことが大切です。選手としっかり会話し、選手を知り、ともに勝利に向かって戦えるように、そして、選手から信頼を得られるようにこれからも成長しつづけたいと思います」。
次のプレゼンテーションは、2015年から社会貢献活動の一環として毎年取り組んでいる、骨髄移植推進キャンペーン・東日本大震災復興支援ミュージカル明日への扉『Hospltal of Miracle』について、磯島さん、佐藤さんがプレゼンテーションしました。「2018年公演では891名のお客様にご来場頂き、また、白血病などで苦しむ方々のために募金を行い、 60万350円を、公益財団法人日本骨髄バンクと財団法人 夏目雅子ひまわり基金に寄付させて頂きました。また、本校は東日本大震災以降、それぞれの分野を勉強する学生達が様々な復興支援に取り組んでおります。ここでは、仙台市農業の復興として仙台野菜の美味しさを知って頂くため仙台野菜を使用した焼き菓子等を販売し、売上金の一部は東日本大震災の義援金として、田中好子いつもいっしょだよ基金に寄付をしています。そして、仮設住宅並びに復興公営住宅の方々へのご招待を実施し、微力ながら何かのお役に立ちたいと考えております」と復興支援への取り組みを伝えました。「今年の公演は11月27日、28日に日立システムズホールで開催予定でます。1年生の皆さん、一緒に頑張りましょう!と呼びかけ、ミュージカルのダンスパフォーマンスを披露しました。
小さい頃から歌うことが大好きで、その夢を叶えるためにSCAに入学したという下尾さんがプレゼンテーションしたのは、「SAMURAI APARTMENTプロジェクト」。昨年3月に企業課題として依頼のあったサムライアパートメントのレコーディングに参加しました。レコーディング後5月に初ライブ、その後正式メンバーとなってアーティスト活動をスタートさせた下尾さんが、夢を叶えた先輩としてメッセージを贈りました。「被災地のカフェなどを巡回すLIVE『Cafe’vitamin』、芸術鑑賞会、こども病院の慰問ライブなど活動を重ねています。3月11日には7曲入りのフルアルバム『ぼくらの未来は。』をリリースしました。私はこれからも誰かの心の支えになれるような歌をうたい続けていきます」。そして最後に、バンドで「ぼくらの未来は。」を演奏。ステージを左、右へと動いて会場の新入生たちと一緒に手を振り、元気なパフォーマンスを披露しました。
学生が参加できる海外プログラム、留学生のサポート、就職・デビューサポート、国家試験合格システムなど、入学後の学生生活についての説明後、サプライズで登場したのが、姉妹校の大阪スクールオブミュージック専門学校の卒業生で、ロックバンドSOPHIA、MICHAELのヴォーカリストのみならず、映画や舞台などでも活躍するクリエーターアーティストの松岡充“先輩”が登場、滋慶学園COMグループ36校の卒業生を代表して『夢』を演奏し、新入生を歓迎しました。
式典の最後は、教職員を代表して、名誉教育顧問のミッキー吉野先生(キーボード)、トミー・スナイダー先生(ドラム)、ジョーイ・カルボーン先生(キーボード)、マーリン・ケリー先生(ベース)、そして海外教育顧問のキース・ワイアット先生(ギター)による豪華なバンドと、SCAゴスペルアンサンブル63名が池末信先生の指揮で「You Raise Me Up」を演奏しました。世界の歌姫とも共演しているTSM卒業生の斉藤早春さんの素晴らしいヴォーカルが会場に響き渡り、モニターには入学式直前に撮影された新入生の写真が映し出されると、これからの学校生活への期待が一気に会場を包んでいくのがわかりました。いよいよ始まった夢への第一日目が感動のなか終了しました。
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松岡充先輩がスペシャルライブ
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実学教育の一環としてSCAの学生たちが入学式のスタッフとして参加
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スペシャルバンドとゴスペルアンサンブルの演奏で新入生を歓迎