お知らせ

News

【卒業式】 学校法人 滋慶京都学園 京都医健専門学校の卒業式が行われました

卒業生を代表して恩師や友人、家族に感謝を述べる柴山さん

 滋慶学園グループの学校法人 滋慶京都学園が運営する京都医健専門学校の卒業式が17日(日)、京都市東山区のウェスティン都ホテル京都で行われました。卒業生を代表して、スポーツ科学科の柴山愛香さんがステージに立ち、「これから社会人の一員として、恵まれた環境で仲間たちと切磋琢磨してきたことを自信に、それぞれの専門分野で日々、まい進いたします」と誓い、友人や先生、家族への感謝の気持ちを伝えました。

“喜ぶ人と共に喜ぶ。悲しむ人と共に悲しむ” 小林哲夫学校長

各学科の代表に卒業証書が授与されました

 今年の卒業生は10学科あわせて396人で、小林哲夫学校長が各学科の代表に卒業証書や専門士称号、高度専門士称号を授与しました。

 式辞で小林学校長は、これからの人生で大切なこととして、①自分の個性を大切にする。②主体性をもって生きる。③周囲の人と共生していく―という3点をあげました。そのうえで「これからの人生は、順風満帆なことばかりではありません。自分に関係のないことで苦労することも多いでしょう。日本は火山国であり、地震や台風などの自然災害も起きるでしょう。自分一人では解決できないような困難に出会っても、それを乗り越える人間力を養ってください」と述べました。

 「優しいの『優』という文字は『人』に『憂』と書きます。憂いをもつ人の傍らに寄り添うのが優しさなのです。どのような状況に出会っても、自分一人で輝かせようとしたり、一人で落ち込んだりするのではなく、周りの人とともに輝かせ、あるいは悩みを克服していただきたいのです」と語り、最後に「京都医健の卒業生は『喜ぶ人と共に喜ぶ。悲しむ人と共に悲しむ』を合言葉としましょう!」と、締めくくりました。

  • “喜ぶ人と共に喜ぶ”を合言葉に、と語る小林学校長

  • 今日一日を大切に、と祝辞を述べる近藤理事長

“今日を燃えつくし、明日に祈る” 近藤雅臣理事長

 また滋慶京都学園の近藤雅臣理事長(大阪大学名誉教授、医学博士)は祝辞で、「みなさんは新しい年号の最初の社会人となります。これからが、すばらしい人生の始まりなのです。すばらしいものにするか、しないかは、あなた自身の心の持ち方によるのです」「ですから今日一日をどうか大切にしてください。そして素晴らしい明日を祈ってください。私は『今日を燃えつくし、明日に祈る』という言葉にしたがい、これまでの人生を過ごして参りました」と述べました。。            

 さらに、「君たちの人生において、いつ壁にぶち当たるかわかりません。しかし、皆さんは臆することなく、壁に向かって堂々と闘いを挑んでください。頑張っている人にこそ壁は現れ、それをぶち破る人にのみ(次の)壁が現れるのです。このことを信じて、前を向いて頑張ってください。京都医健を卒業した人たちはすべて、最高の人生を送ることができるだろうと思いますし、それを心から熱望しています」とお祝いの言葉を述べました。

“京都医健の卒業生4000人のネットワークも大切に” 浮舟邦彦総長

 すべての授業に出席した学生に贈られる皆勤賞(36名)、精励賞(142名)や、各団体からの多数の賞の表彰が行われました。また将来の活躍が期待される卒業研究に贈られる滋慶教育科学研究所(JESC)の奨励賞には、スポーツ科学科インストラクターコースの学生グループによる、地域で幅広い年齢層の運動指導を通してスキルアップを実践した発表「let’s lesson with smile」が選ばれました。このほか理事長賞、学校長賞の表彰も行われました。

 続いて社会貢献をしてきたチームに贈られる滋慶学園グループ総長賞の授与です。総長賞には、京都市内のAEDマップの認知度を図るため、替え歌やオリジナル体操などで、わかりやすく地域へ情報発信をしたスポーツ科学科の「AEDマップ普及啓発運動」の研究チームが選ばれ、滋慶学園グループの浮舟邦彦総長から代表に表彰状が贈られました。

  • 総長賞を授与されるスポーツ科学科のチーム代表

  • 浮舟総長は、人間関係の大切さを強調しました

 この後、グループを代表して浮舟総長が祝辞を述べ、「皆さんは将来の目的、夢を持って入学し、即戦力の技術・知識、国家試験に合格しうる能力を身につけました。またチームで仕事をしていく身構え、心構え、セルフマネジメントやチームマネジメントも学んでこられました。しかし、決して簡単なことではなかったと思います。先生方のアドバイス、友達の一言、何よりもご家族の後押しもあって、この卒業式の場に臨んでいるのではないでしょうか」と、感謝することの大切さを説きました。

 さらに、これからプロフェッショナルとして、仕事や職場を大切にすることの大切さ、多くのことに気づき、自ら成長していくために色んなことに関心を持ち、常に向学心を持って臨むことの大切さを熱く語りました。

 そして「京都医健の卒業生は皆さんを入れて約4000人になります。その卒業生のネットワークを大切にしてください。お世話になる業界の方々との人間関係も非常に大切な要素です。人間関係の原点はコミュニケーションです。“今日も笑顔であいさつを”という滋慶学園グループのモットーを職場に持っていってください。自分の道を楽しく、しっかりと歩んでいこうではありませんか!」と力強い言葉で激励をしました。

“言葉にできないほど感謝しています” 柴山愛香さんの謝辞

翼をください」の歌で卒業生を送りました

 卒業生の謝辞で、スポーツ科学科の柴山愛香さんは「学生生活を通し、みんなと一つのものを創り上げる難しさと楽しさを学び、結果よりも大事なものをたくさん得ることができました。この学校で出会えた仲間は一生の財産です。そして、今日までトレーナーの勉強に集中できたのも、卒業式を迎えることができたのも、家族の支えがあったからです。20年間育ててくれた感謝の気持ちを素直に伝えるのは難しいけれど、言葉にできないほど感謝しています」と語り、時おり声を詰まらせていました。

 フィナーレは、卒業生と姉妹校の大阪スクールオブミュージック専門学校の学生によるOSMゴスペルアンサンブルの「翼をください」のコーラスです。会場いっぱいにお祝いの歌声が響いていました。