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“AIが図書館司書” 図書検索の新システム開発でBSC浅沼社長がIBMの「NEXT優秀講師賞」を受賞しました!
2019.02.07
ユーザーとIBMとで「次の時代に向けた価値創造」について考え、実現をめざす研究大会として昨年11月に行なわれた「IBM NEXT2018」。その際、ユーザー事例として行なった滋慶学園グループの㈱ブレーンスタッフコンサルタンツ(BSC)、浅沼良則社長の講演「ヒューマノイドロボット+AI+IBMiが創る、ユーザー体験変革のご紹介」が、IBMの「NEXT優秀講師賞」に選ばれ表彰されました。
■講演概要
IBMiとは、滋慶学園グループ各校で導入されている業務システムの、基幹となるシステムサーバーの名称です。
広報・教務・人事各方面で使って頂いていますが、そのひとつ「図書システム」について、IBMiとAI技術(IBM Watson)、そしてSoftBankのヒューマノイドロボット「Pepper」を連携させ、「人間の話し言葉から調べたい本を検索する」という画期的な実験プログラムで、その作成を、BSCで行いました。
■受賞したシステム
機能は、下記の4つです。
システムの前面にSoftBank「Pepper」を置きました。「Pepper」は、IBMのAIである「Watson」に連携し、図書に関する質問や本を探し出す機能を持っています。
① 図書館(室)に関する問い合わせ
「Pepper」に話かけると図書館に関する問い合わせができます。
例:開館時間 閉館時間・1度に借りられる冊数・貸し出し期間 など
② 本の検索
本がどの棚にあるか教えてくれます。さらに、自校の図書だけではなく姉妹校の蔵書状況も調べてくれます。必要なら、国立国会図書館の情報も検索してくれます。
③ 内容から本を探し出す
一般的な本の検索は、書店にある情報端末と同様に、題名や著者名がわからないと探すことはできません。ところが、このシステムによる内容検索は、題名や著者名がわからなくても、AI(Watson)との会話のやり取りを元に、キーワードや内容からそれに該当する本の候補を選び出してくれます。
④ スマホアプリ版
さらに①〜③の発展形として、「Pepper」の代わりにスマホアプリを使うことが出来ます。現在、新学期に向けて開発中です。
BSCの図書システムを利用している学校ではスマホで利用できるように開発を進めています。
これまで司書がいなければ成立しなかったこうしたやりとりを、「IBMi」+「AI(IBM Watson)」+「Pepper&スマホ」の組み合わせで実現し、人間の業務負担軽減や利用者の利便性、専門分野の情報検索に役立てられるというアイデアが評価されました。
「NEXT 2018」は2018年11月9日、札幌市で開かれ、浅沼社長の講演はIBMi30周年記念の特別プログラムとして行われました。優秀講師賞の授賞式は1月24日(木)、大阪市内のホテルで開催。会場には日本IBM(株)下野雅承副会長も来られ、滋慶学園グループにおけるBSCの業務内容と、今回BSCが提案した面白い試みに大変興味を示していただきました。
また、この講演内容はアメリカのIBM本社でも紹介される予定です。
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受賞の様子
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関西IBMユーザー会会長 三村典秋氏から授与
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今回のシステムを構築したBSC大阪開発チーム
このように、BSCではAIをはじめとする革新技術を積極的に取り入れ、滋慶学園グループの皆様にご提供するサービスにどのように反映出来るかを、楽しく柔軟な発想をもって常に試みています。
今回の受賞を励みに、IT・Webのサポート企業として、より一層研鑽して参ります。
((株)ブレーンスタッフコンサルタンツ )