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美容分野5校2,400名の頂点へ 『第13回ベルエポックコンテスト』が開催!
2018.12.02
11月6日(火)に第13回目となる『ベルエポックコンテスト(通称:ベルコン)がベルエポック美容専門学校(東京・原宿)で開催され、滋慶学園グループの美容・ファッション分野を学ぶ学生たちが総勢2,400名の頂点を目指し技術を競いました。
参加校は、会場となったベルエポック美容専門学校をはじめ、札幌ベルエポック美容専門学校、東京ベルエポック美容専門学校、福岡ベルエポック美容専門学校、京都医健専門学校の全5校。各校での厳しい予選を勝ち抜いた学生が、エステティシャン部門、ビューティアドバイザー部門、ネイリスト部門、ファッションアドバイザー部門、ヘアスタイリスト部門、ヘアメイクアーティスト部門、ブライダルヘアメイクアーティスト部門の7部門でグランプリを目指しました。
ベルエポックコンテストは、学生たちが在学中に身につけた現場力を確認し、さらに高めていくために行われ、その現場力教育の成果を業界の皆様に確認いただく場として開催しています。審査委員長の井上洋平名誉学校長(NPO法人ヘアースタイリスト協会理事長・創立会長井上陽平美容研究所、INOUEヘアスタイリストアカデミー代表)をはじめ、各業界で活躍されている皆様に、実技およびプレゼンテーションを審査いただきました。
また、美容業界、美容学校、ジャーナルなど、計215名の方々が来場され、コンテストをご覧いただきました。
創造、技術、プレゼンテーションの力を競った一日
ベルエポック美容専門学校ベルホールのステージでは、終日7部門のプレゼンテーションが行われました。
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開会の挨拶をする中村理事長
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ベルコン会場入口の様子
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審査員や来場者を前にプレゼンテーション
開会式に続いて、午前の部はエステティシャン部門のプレゼンテーションがスタートしました。客席の審査員、業界関係者、講師、保護者、学校関係者等を前に、一人ずつステージに立ってプレゼンテーションをしていきます。エステティシャン部門は、お客様の悩みに応えるため、選手たちは私たちと一緒に頑張っていきましょうという気持ちを笑顔に込めてプレゼンテーションしました。ビューティアドバイザー部門、ファッションアドバイザー部門、ネイリスト部門は、モデルウォーキングが行われ、選手それぞれが施術や作品のポイントを解説しました。ビューティアドバイザー部門はモデルの肌質や顔立ちといった特徴をとらえたメイクを熱心に説明、ファッショアドバイザー部門は流行をとらえたファッションに加え、ヘアスタイルやメイクまでトータルにコーディネートしたスタイリングを披露しました。ネイリスト部門のプレゼンテーションでは、繊細で美しいネイルアートがモニターに大きく映し出されると、会場の来場者は食い入るように作品を見つめていました。堂々とアピールポイントを伝える学生もいれば、緊張で言葉に詰まってしまう場面もありましたが、真摯に考えを伝える姿に審査員の方々も厳しい中にも温かいまなざしでご覧になっていました。
プレゼンテーションの間には、他の部門は各会場にて、施術、接客などの技術審査が行われていきます。施術の最初から最後までを、間近で審査される緊張感のなか、学生たちは真剣な表情でこれまでの練習の成果を発揮して作品を仕上げ、堂々とプレゼンテーションを行い、美を競い合いました。
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エステティシャン部門のプレゼンテーション
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エステティシャン部門の競技
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ビューティアドバイザー部門の競技
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モデルさんへの施術のポイントを発表する、ビューティアドバイザー部門のプレゼンテーション
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ファッションアドバイザー部門のモデルウォーキング
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ファッションアドバイザー部門は来店からお見送りまでを審査
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ネイリスト部門の実技
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モデルさんと登場、ネイリスト部門のプレゼンテーション
午後の部はヘアスタイリスト部門の競技からスタートしました。なんとプレゼンテーション会場のステージ上が競技会場。審査員がステージに上がって間近で手元を覗き込むように確認したり、どんなヘアスタイルが出来上がるのかと多くの来場者が選手に視線を集中する張り詰めた緊張感のなか、全ての選手が35分の制限時間内にヘアスタイルを仕上げました。午前から始まったブライダルヘアメイクアーティスト部門、ヘアメイクアーティスト部門の選手たちも、それぞれの会場で作品を完成させ、いよいよプレゼンテーションが始まりました。モデルウォーキングで始まったプレゼンテーションは、ファッションショーのような華やかさ。ウエディングドレスをまとった花嫁の美しさ、ヘアメイクアーティスト部門の独創性溢れる作品に、審査員の先生方も笑顔でプレゼンテーションを聞き、拍手を送っていました。ヘアスタイリスト部門では、カラーリングとカットのモチーフの説明に「なるほど!」と言った声が会場から上がるなど、選手たちは発想力と技術力をしっかりとアピールしました。
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ステージ上で行われたヘアスタイリストの競技
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カットのポイントを説明するヘアスタイリスト部門のプレゼンテーション
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どんなスタイルが完成するのかが興味深いヘアメイクアーティスト部門の競技風景
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独創的なヘアスタイルが続々登場
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個性あふれるヘアスタイルに圧倒されるヘアメイクアーティスト部門
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ブライダルヘアメイクアーティスト部門の競技風景
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ウエディングドレス、ブーケも全てスタイリング
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新婦とともにプレゼンテーション
午前の部、午後の部の最後に表彰式が行われました。発表を待つ間、選手たちからは緊張感が伝わってきました。3位からの発表が始まると、会場に詰めかけた同級生からの歓声や拍手が沸き起こりました。グランプリの発表では、その瞬間モデルと抱き合って喜び合う姿や喜びの涙に、会場が大いに盛り上がりました。
閉会式では、学校法人東京滋慶学園 中村道雄理事長が1日を振り返り、「今日は審査員、業界の皆様にご列席いただきまして、本当にありがとうございました。おかげさまで第13回のベルエポックコンテストが盛会に開催できました。また、審査員の先生から素晴らしい講評、激励や貴重なご指導を賜り、学生たちがさらに勉強し、これから美容業界に求められる人材になっていくと思います。また、選手の皆さん、今日は本当に感動しました。皆さんの姿を見て涙がこぼれるくらい、努力されたんだなと感じました。皆さん全員が賞に値すると思います。先生方からいただいた貴重なご指導を胸に、学生生活の残りの4ヶ月間に総仕上げをして、美容業界の最前線をいく人材になっていただきたいと思います。」と挨拶をし、滋慶学園グループの美の頂点を競うベルエポックコンテストが終了しました。式の後に行われた出場選手の写真の撮影では、受賞した選手も、残念ながら入賞を逃した選手も、全員が力を出し尽くしたという満面の笑みで写真に収まりました。
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会場のベルホールロビーに展示されたフォトアート・ネイルチップ作品
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休憩時間には中庭で東京ベルエポック製菓調理専門学校の卒業生が美味しいコーヒーを振る舞った
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東京ベルエポック美容専門学校のヘアーショー
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ダンスも披露されたベルエポック美容専門学校(原宿)のヘアーショー
審査員の講評
各部門の表彰後、業界の審査員を代表して各部門1名の審査員の先生から、これから技術や知識を向上させ、プロとして仕事をするにあたっての貴重な講評をいただきました。
【エステティシャン部門】
夜久学滋様(有限会社ルビーズ 取締役/フランスでエステサロンを経営)
エステティック部門だけでなく、今回皆様がものすごく努力して技術を磨いて、今ここに立っていると思います。本当に感動的でした。賞をもらっていない人たちも本当に素晴らしい実力でした。そして、創造性と意識。人をきれいにして、美しくして、前向きにして、癒してあげる。それをやりたい、それを仕事にして人に喜んでもらって私は生きていくんだという情熱と、皆様が積み上げてきた努力が輝いていて、審査員でいられることが幸せです。
【ファッションアドバイザー部門】
森吉竜士様(MARK STYLER株式会社 管理本部 人事部 人事開発課課長)
学校でいろいろ練習を積んでこられたと思います。うまくできたという方もいらっしゃれば、もうちょっとだったなという方もいらっしゃるのではないかと思います。しかし、この場に参加されたということ自体が素晴らしいと思いますし、今日ここで幸せな思い、あるいは悔しい思いをされた方も、今後に繋がる大きな何かを掴んでいただいたのではないかと思います。
【ビューティアドバイザー部門】
河本美恵様(ELGC株式会社 マック事業部 リテールオペレーションズトレーニング部 レジデントトレーナー)
コンテストなのでどうしても順位がついてしまいますが、今日を迎えるにあたっての練習や準備という努力は、選手の皆さんに差がなかったのではないかと思います。これから社会に出られたときに、何か目標に向かって努力をするということが一番大事なことですので、今日という目標に向かって頑張ったことを財産にして、社会に出て活躍していただけたらと思います。皆さんの活躍で化粧品業界全体が盛り上がることを楽しみにしています。
【ネイリスト部門】
なかやまちえこ様(ネイリスト/日本ネイリスト協会認定講師マスターエデュケーター、トレンドデザイナー)
「技術面ではアートもすごく大事ですが、トータルに綺麗に見せるための土台作りや基礎がとても大切です。アートはすごく頑張ってきたと思いますが、やはりアプリケーションなど、トータルで綺麗にできた方が上位になったので、細かい努力、基礎を大事に練習してもらえると相乗効果で上手になっていくと思います。今後仕事をしていくようになると、自分にとって一番大切なのは過程、どうやってそこに行ったのかということです。周りの人の評価が結果です。だからその結果を出すためにも、自分のために努力していくと活躍できる人に育っていくと思います。
【ブライダルヘアメイクアーティスト部門】
けんすけ様(株式会社パラダイス 代表取締役/ブライダルへアメイクサロンを経営)
「メイクする前の最初から見させていただきましたが、ブライダルに真剣に取り組んでいる姿が感動的でした。ブライダルという仕事は誰しもがなり得る最高のステージを支えるヘアメイクというポジションです。この仕事を私もずっとしてきていますが、本当に飽きのない、ただし緊張感が伴う、とても素敵な仕事だと思います。その分とても責任があり、大変な仕事だと思うんです。ただ、花嫁さんが笑顔で喜んでくださるというのが、ヘアメイク全ての財産になっていく、そんな仕事ですので、これからも頑張っていただきたいと思います。
【ヘアメイクアーティスト部門】
カオリ・ナラ・ターナー様(メイクアップアーティスト/日本人初の全米メイクアップ・アーティスト・ユニオンの正会員/2003年「エミー賞」受賞、2008年「旭日双光賞」叙勲/滋慶学園グループ国際教育顧問)
「日本人はお箸を使うので筆使いが上手ですが、来るたび来るたび、皆さんがレベルアップしているのがわかります。私はエミー賞をいただいてからアメリカのいろいろな美容学校に審査に行かせていただきますが、アメリカのヘアメイクアップアーティストはジャスト ビューティフル、セクシーです。今回のように地球や人に優しくとか、これからの日本のためにと、日本を盛り上げている方たちに感動しました。これからも日本のためにと言ったらオーバーですが、ご自分のためにも頑張ってほしい。私も85歳ですけど、まだまだやるつもりです。皆さんもますます世界に出ていって、日本人のハートの素晴らしさ、そして筆使いの素晴らしさ、これを世界に示してほしいと思います。美に関するお仕事はどこにいっても通用します。頑張ってください。
【ヘアスタイリスト部門】
井上洋平様(井上陽平美容研究所、INOUEヘアスタイリストアカデミー 代表取締役/NPO法人ヘアースタイリスト協会理事長・創立会長/H C F(フランス高等美容連盟)ホーナリー・メンバー/ベルエポック美容専門学校名誉学校長)
「素晴らしい美容師の養成を信念としたこの大会を一番最初から拝見していますが、年々技術が向上し、一昨年から内容がどんどん上がっています。今年は競技時間が5分間短くなりましたが、これが大正解でした。皆さんがセットではなくカットで見せようとした。懸命に努力されたその足跡を私は見ることができました。しかし、これはコンテストです。優劣をつけなくてはなりません。それにはどうすればよいかを考えさせていただきました。今年特に感じたのは、ヘアカラーリングを抑え気味でした。いまの時代はカラーリングはとても大事だということを認識してもらいたいと思います。また、手さばきが長い美容生活のなかでとても大事なことですので、手さばきを見せていただきました。これは基礎ですから、将来大きな財産になりますのであえて申し上げさせていただきました。もうひとつはバランス感覚です。このバランス感覚は今のうちから是非持ってもらいたい。ヘアスタイルというのはどこに安定したものが見つかるか、そしてその女性をいかに美しくしていくかということが大事です。今日、賞に入らなかった人のなかでも、素晴らしい手を持っている方もいました。すぐに美容師としてやっていけると感心しています。非常にレベルが上がったことをひしひしを感じまして、選手諸君を賞賛したいと思います。
コンテスト結果
【エステティシャン部門】
グランプリ 金子さん(ベルエポック美容専門学校)
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グランプリ受賞 金子さん
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お客様に笑顔で施術する金子さん
【ビューティアドバイザー部門】
グランプリ 田淵さん(京都医健専門学校)
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グランプリ受賞 田淵さん
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田淵さんのプレゼンテーションの様子
【ファッションアドバイザー部門】
グランプリ 大野さん(札幌ベルエポック美容専門学校)
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グランプリ受賞 大野さん
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笑顔で接客する出場選手
【ネイリスト部門】
グランプリ 弓坂さん(ベルエポック美容専門学校)
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グランプリの弓坂さん
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集中して作品を仕上げる実技審査風景
【ブライダルヘアメイクアーティスト部門】
グランプリ 三森さん(ベルエポック美容専門学校)
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グランプリ受賞 三森さん
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美しい花嫁さんがズラリとステージに登場
【ヘアメイクアーティスト部門】
グランプリ 後藤さん(ベルエポック美容専門学校)
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グランプリ受賞の後藤さん
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審査後にカオリ先生に作品についてフィードバックを頂く様子
【ヘアスタイリスト部門】
グランプリ 津久井さん(ベルエポック美容専門学校)
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グランプリ受賞 津久井さん
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会場の視線を一気に浴びながらカットに集中するスタイリスト部門の選手たち
■フォトアート・ネイルチップ部門 審査結果
フォトアート・ネイルチップ部門は、今年度は初の試みとしてインターネット投票を実施し、2,867票もの投票から順位が決定しました。
【ヘアメイクフォトアート部門】
金賞 宮内さん(ベルエポック美容専門学校)
【ブライダルフォトアート部門】
金賞 松岡さん(福岡ベルエポック美容専門学校)
【ファッションスナップ部門】
金賞 小澤さん(札幌ベルエポック美容専門学校)
【ネイルチップ部門】
金賞 粟津さん(京都医健専門学校)
【各校での予選を突破したベルコン7部門の出場者】
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「エステティシャン部門」
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「ビューティアドバイザー部門」
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「ファッションアドバイザー部門」
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「ネイリスト部門」
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「ブライダルヘアメイクアーティスト部門」
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「ヘアメイクアーティスト部門」
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「ヘアスタイリスト部門」