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初音ミク 動画でSNSの注意を呼びかけ- 大阪府警サイバー犯罪対策課に大阪3校の学生が協力
大阪スクールオブミュージック専門学校(OSM)と大阪ダンス&アクターズ専門学校(DA)、OCA大阪デザイン&IT専門学校(2018年4月大阪コミュニケーションアート専門学校から校名変更)の3校の学生たちが、大阪府警サイバー犯罪対策課に協力して、インターネットの安全利用と犯罪被害の防止をアピールする動画を製作しました。タイトルは『This World』。バーチャルアイドルの初音ミクがSNSの危うさを歌っています。
動画は大阪府警のホームページで公開されています。ユーチューブにもアップされ、街角では梅田の阪急百貨店前のモニターで流れているほか、18日には大阪・日本橋で開かれた日本橋ストリートフェスタ2018のブースでも紹介され、話題になっています。政府が定めているサイバーセキュリティ月間(2月1日~3月18日)の間、大阪の啓発活動に貢献する取り組みとなりました。
(大阪府警のホームページの動画)
https://www.police.pref.osaka.jp/01sogo/koho/video/broadband/koho.html
「ミクの日」の語呂合わせで3月9日に、大阪市北区の曽根崎警察署の地下のコミュニティープラザで初披露のイベントがあり、初音ミクのファンら約50人が参加。3校からはOCAの伊藤大祐副校長をはじめ各校の教職員、学生たちが出席しました。学生を代表して、作詞作曲を担当したOSM1年生の福西真央さん、振り付けを担当したDA1年生の木村日菜子さん、CGを担当したOCA3年生の小山裕輝さんの3人に感謝状が贈られました。新聞社の取材もあり、ネットのニュースにも流れました。
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感謝状を受け取りみんなで記念撮影
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大阪府警のスタッフにインタビューをうける学生の代表。福西さん、木村さん、小山さん(左から)
(産経ニュースの記事)
http://www.sankei.com/west/photos/180310/wst1803100019-p1.html
このプロジェクトに加わった学生はコンペを含めると全部で約25人。それぞれの専門を活かして、アイデアを出し合いました。3分16秒の動画の中で、SNSへの安易な投稿や個人情報を公開しないことなどを呼びかけるメッセージが流れています。細かい内容についてはサイバー犯罪対策課の専門スタッフとやりとりをしたそうです。
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ミクはネット利用上の注意を呼びかけます
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写真で脅迫されることもあるといいます
滋慶学園グループの滋慶国際交流COMでは数年前から「留学生向け新入生ガイダンス」で、大阪府警生活安全部の協力をえて、犯罪にまきこまれないように生活するための説明会を開催してきました。これがきっかけとなって、同じ生活安全部のサイバー犯罪対策課ともつながりができました。大阪府警サイバー犯罪対策課では、以前にも初音ミクを起用した動画「Password」を作成しましたが、よりよい内容にしようと、今回の3校とのコラボレーションが実現しました。
作詞作曲をした福西さんは「インターネットの本質を理解しないまま利用して、のめり込んでいるユーザー、若者が多いと思います。ネットに潜む危険性を、自分のこととして考えてほしいと思います。歌にはそんなメッセージを込めました」と話していました。
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歌詞と曲はOSMの福西さんが作りました
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ネットの深い闇を表現しているようです
作詞作曲 福西真央
「自分なら大丈夫」と
今までどれだけの人が
そう口にしたんだろ
誰も彼もみんな持ってる
小さな画面の中に
広がる世界
SNSにのめり込み
豊かで浅はかな交流
騙し騙されて拡散
気がつけば遭ってる詐欺被害
思わぬとこにバックドア
ウイルスと嘘つくただのweb
嘘つきだらけのこの世界
あなたは一人で生きられます?
テクノロジーの進歩に
照らされた明日の姿
その影の先は深くて見えないから
テクノロジーの光に
目を晦ませ立ちすくむ
どうかその闇に飲まれないで