神戸医療福祉専門学校三田校の理学療法士科１年生が毎年前期に取り組んでいる「はんしん自立の家(障害者施設)」甲山登山隊が、第２１回植村直己冒険賞特別賞を受賞しました。

　植村直己冒険賞は、植村直己さんの優れた人となりを後世に継承するために設けられたもので、自然を相手に創造的な勇気ある行動をした人または団体に贈られます。授賞式は、９月３０日（土）に豊岡市日高町の日高文化体育館で行われました。

　１０年間、車いす甲山登山のボランティアを学生が経験し、障がいのある方への理解が深まる取り組みに参加させていただけたことに感謝いたします。対人援助職を目指す学生にとって非常に有意義な時間となったことは言うまでもありません。毎年、「本当に車いすを担いで登山ができるのか」と学生達は不安いっぱいになります。しかし事前に、登山に挑戦する障がい者の方々とコミュニケーションを図る実習を重ね、ミーティングや登山道の下見などを実施し、準備を積み重ねて登山に臨んできました。障がい者と一つの目的を達成させるためのプロセスを学び、それを達成した時の喜びは、これから医療福祉に携わっていく学生にとって、本当に貴重な経験になったと思います。この度はこのような賞をいただき誠に有難うございました。

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  植村直巳冒険賞特別賞

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  車いすを担いで甲山登山スタート

（神戸医療福祉専門学校三田校　理学療法士科　学科長　山陰　繁恵）