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【地域貢献活動】 高専連携への取り組み ~高校生からトレーナーの資格にチャレンジ~
職業教育を充実するとともに、質の高い実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化を求めた教育再生実行会議の第5次提言などを考える時、職業実践専門課程の認定および専門職大学への進展を目指す本校にとって、職業教育を通した高等学校との結びつきの早期強化は、地域貢献にもつながることから、無視できない問題であると受け止めています。
そこで、本校の医療と健康に関する専門性を活かした多面的な高等学校連携を学科より提案し、①高校に訪問しての定期的な連携授業②放課後マネージャー勉強会の開催③部活動に対するトレーナーサポート等の実施に取り組んできました。
今回はこの中でも「①高校に訪問しての定期的な連携授業」に関しての報告を以下に記します。
本校スポーツ科学科では、広報イベントで訪れた兵庫県立尼崎小田高校にて体育科教員にプレ教育の意義を説明し、理解していただいた上で年間授業の実施を展開することができました。
実施内容は、高校生教育(怪我の予防)を目的とし、高校生から取得可能であるスチューデントトレーナー初級の資格試験特別講義を展開しました。
そして、資格取得者に関しては尼崎のバスケットボール大会にトレーナーとして、本校の実習生とともに参加しトレーナーの仕事を体験していただきました。さらに、このバスケットボール大会では、一次救命に対応するためのトレーナーブースを会場内に設置。様々な高校や生徒さんたちが利用してくれました。
また、これらの実績は、進学者が増えるなど高校側にも中学との関係を強める結果につながりました。この理由として、進学者10名のうち9名が「授業中にテーピングを行っていることに関心があった」と回答、また1名が「高校在学中よりトレーナーの資格試験が取得できるため」と答えており、効果を実感しています。
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スポーツコンディショニングの授業風景
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筋肉の触診
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バスケットボール大会にて先輩に教わりながらテーピングの復習
このように、高専連携を実施することで本学園の4つの信頼の中にも含まれる「高校の信頼」を得ることができると考えます。そして、その連携を通して地域のスポーツ大会などに参加することによって、地域貢献にもつながっていくと考えています。
(大阪ハイテクノロジー専門学校 スポーツ科学科 織田 修輔)