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第3回運動器超音波勉強会を開催しました
大阪医療福祉専門学校では6月1日(土)、「第3回運動器超音波検査勉強会」を開催しました。内科や産婦人科では、すっかり一般的な検査手段になっている超音波検査ですが、整形外科や理学療法の分野では近年になり、熱い注目を浴びるようになりました。その理由は、次の2つが挙げられます。
①レントゲンやMRIでは判明しない筋肉や軟骨、関節組織の細かい変化などが、超音波検査で簡単にわかる。
②超音波検査は、理学療法で最も重要となる筋肉や関節を「動かしながら」検査することができる。
以上のような流れをふまえ、本校では卒後教育の一環として、「これから超音波検査を学びたい」という先生向けに、実習先の先生方や本校の卒業生をお招きして検査技術の勉強会を立ち上げました。
今回の講師は、有川整形外科医院(石川県・白山市)の理学療法士、大津顕司先生(本校卒業生)です。大津先生は、日ごろから理学療法に超音波検査を取り入れ、整形外科理学療法の技術向上に大きな成果を上げています。
超音波検査は、6月30日(日)に開催される「第25回大阪府理学療法学術大会」(大会長は、本校の千葉一雄先生)でのプログラムでも予定されています。理学療法の分野では最先端のホットな話題であり、受講生は熱心に大津先生の講義に聴き入っていました。
この日の講義内容は、まず、足の筋肉を中心に、触診した筋肉が目的の筋肉と異なっていないかを検証しました。検査時にプローブ(導子)を当てている動画と、その時の実際の超音波画像(動画)の2画面を同時に写し、実際に筋肉を動かして、間違いがないかを検証するという方法を紹介していただきました。続いて、この内容の実技が行われました。
この勉強会の目的は、「一人ずつが、確実に検査機器を使いこなすこと」です。そのため毎回少人数で行い、講師の先生からじっくり教わることができるように配慮しています。受講生の皆さんは、習得した技術を明日からそれぞれの職場で活かせるように、熱心に練習していました。質疑応答も盛り上がり、会場内は毎回白熱した雰囲気に包まれています。
事務局 水津