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鳥取市と連携 鳥取市医療看護専門学校の学生がJR鳥取駅周辺の「バリアフリー調査」を実施しました

車イスも使い鳥取駅周辺を歩きながら調査を行う作業療法士学科の学生

 鳥取市医療看護専門学校の作業療法士学科2年生がこのほど、JR鳥取駅周辺のバリアフリー調査を行いました。
 このバリアフリー調査は、鳥取市福祉保健部障がい福祉課と同市中心市街地活性化協議会が主催している活動で、昨年度より本校の作業療法士学科が、連携しながら取り組んでいます。

 鳥取駅周辺を車いす利用者やベビーカーを使用している当事者の方数名と一緒に歩いて調査・点検を行いました。注意して歩くことで普段は気付かない段差や危険な場所など多くの発見がありました。当事者の方や、鳥取市の交通政策課の方々からどこがどう危険なのか、どうすれば安全になるのかなど、アドバイスを受けながら調査を進めました。

 今回の調査結果は6月28日、車いす利用者の方や、視覚障がい者の方、道路管理者、交通管理者など約150名の方が参加する、鳥取市総合福祉センター「さざんか会館」で行なわれた意見交換会の場で発表しました。学生からは「今回のバリアフリー調査の結果が一刻も早く反映され、誰もが住みやすい町になってほしい」という想いを伝え、鳥取駅周辺のバリアフリー環境の課題抽出と整理を行いました。

 またその日の夕方には、地元テレビ局の生中継で記者の方に取材受けながら、バリアフリー調査現場で説明を行いました。

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    意見交換会で調査結果を発表する学生

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    テレビ局から生中継の取材を受けました

 鳥取市医療看護専門学校の作業療法士学科では、自宅の環境を整える「福祉住環境」や、屋外での環境整備などQOL(クオリティオブライフ=生活の質)の向上について学んでいます。
 
 今回はバリアフリー調査に参加して、歩きにくい箇所や危険な場所など様々な点に”気付く”ことができました。この”気付き”を大切にできる作業療法士になれるように頑張ってほしいと思います。

(鳥取市医療看護専門学校 事務局・広報 野崎 啓太)