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北海道ハイテクの島田雪菜選手 日本選手権200m決勝進出果たしました

200m予選を勝ち抜き、みごと決勝進出を果たした島田雪菜選手(右)。前日とは打って変わった走りを見せた

 第101回日本陸上競技選手権大会2日目の24日(土)、滋慶学園グループの北海道ハイテクノロジー専門学校1年生で北海道ハイテクACの島田雪菜選手が200m予選1組に出場。24秒16の3位に入り、3組の予選トータルでも8位に食い込み、みごと決勝進出を決めました。

 島田選手は、前日の100m予選では、同ACの中村宏之監督が「こんなことはこれまでには無かった」というように、スタートは良かったのに、後半、全く身体が動かず、スピードダウンし、残念ながら予選敗退となりました。
 しかし、この日は一転、気負いが無くなったのか、スタートから飛ばして、自身の自己ベスト24秒17を0.1秒上回る好タイムでゴールし、上位2着+2の「+2」に滑り込み、最終日の決勝進出を果たしました。

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予選1組で3位に入り、期待と不安の表情でビジョンを見上げる島田選手

 この日のメインスタンドには、新星島田選手の走りを一目見ようと、滋慶学園グループの浮舟邦彦総長と幹部やスタッフの皆さんが応援に駆けつけており、「がんばれっ~!」と声援を送ると、島田選手は最後の踏ん張りをみせてくれました。これには、浮舟総長も「決勝はまだ難しいと聞いていたので、本当によく頑張りました。明日も頑張って欲しいですが、なによりも将来が楽しみです」と嬉しそうでした。
 
 なお、島田選手は7月2日に中国・寧波で開催される「第4回日中韓3カ国交流陸上競技大会」の100m代表選手に決まっています。100m×4にも出場する予定になっており、活躍が期待されます。

031万8000人余りの入場者で埋まったスタンド

 また、プロ宣言後も北海道ハイテクACで練習を重ねる福島千里選手(札幌陸協)は「走れる状態じゃない」中で午後7時半過ぎの100m決勝に登場。悲鳴と歓声が飛び交うゴールシーンの中、福島選手は市川華菜選手(ミズノ)に破れ、日本選手権の8連覇は逃しました。それでも女王らしく市川選手と抱き合いながらの祝福を贈る堂々の準優勝でした。
 
 今後も若い島田選手らのお手本として、益々、頑張って欲しいと滋慶学園グループ一同願っています。これからも気持ちを一つにして応援していきます。

 このほか、この日は北海道ハイテクACの竹田小百合選手が三段跳の決勝に出場。高校教員でもある竹田選手はこのところ忙しくて十分な練習を積めずにこの日の試合に臨み、1回目は失敗、2回目11m81、3回目11m89と自己ベストの13m25には及びませんでした。
それでも試技を終えて手をふると、陸上ファンが埋めたスタンドからは大きな拍手が起きていました。

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    ホップを踏み切る竹田選手

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    足をきれいに揃えてジャンプ体勢に入った竹田選手