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【東京医薬専門学校】 救急救命士科が「外傷セミナー」を開催しました
5月13日(土)、14日(日)に、東京医薬専門学校救急救命士科3年生41名を対象とした「外傷セミナー」を開催しました。
このセミナーは、交通事故や高いところからの転落といった「外傷」に特化したセミナーで、適切に観察された患者さんを適切な時間内に最適な病院へ搬送することで「防ぎえた外傷死」を減らすことを目的とし、当校では今年第6回目の開催となりました。
セミナーの冒頭、インストラクターから学生へ「このセミナーでは、将来、現場で失敗しないためにも、たくさん失敗してください。失敗は忘れることはありません。失敗することで学ぶことが多くあります。現場で迷って時間をかけることはできません。その時その場で判断したことが最善だと判断したならば、眼の前にある患者の命を救うために、その判断に従って自信を持って患者と向き合って欲しい」とお話がありました。学生も緊迫した雰囲気の中、失敗しながらも自信を持ってセミナーに臨みました。
インストラクターからのフィードバックを一つひとつメモに残している学生の姿に、学びたいという強い意欲が感じられました。
セミナーには、救急医療に携わる医師や看護師、近県の各消防署や陸上自衛隊、病院等に勤務する救急救命士など、非常勤の講師を含めた計68名がインストラクターとして参加、一人の学生に対しインストラクターがマンツーマン以上で付く手厚い体制で行われました。そのため、観察や現場での処置にとどまらず、患者さんとの接遇についてもアドバイスを受けることが出来ました。学生一人ひとりの患者さんに対する話し方の癖まで指摘を受け、正しい接し方を指導して頂きました。おかげで、実際の現場では、救急救命士の発言がどれだけ患者さんに安心感を与え、反対に不安感を与えることがあるのかを学ぶことができました。
セミナーの最後には筆記試験もあり、41名全員合格することができました。
このセミナーを契機に、これから迎える公務員採用試験に向けて、自信を持って臨んでほしいと思います。
(東京医薬専門学校 救急救命士科 川向 隆博)