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浮舟総長が愛知県歯科衛生士会のゲスト講師として講演しました
2017.05.25
6月4日の虫歯の日を前にした5月21日(日)、公益社団法人「愛知県歯科衛生士会」(長縄弥生会長)の平成29年度総会が名古屋市中区の愛知県歯科医師会館で行なわれ、滋慶学園グループの浮舟邦彦総長が関連研修として午後から行なわれた平成29年度ゲスト講演会で、「人は組織の宝~組織を強くするには~」のテーマで約1時間半にわたって講演を行ないました。
愛知県歯科衛生士会は、人々の歯・口腔の健康づくりをサポートする国家資格の専門職である歯科衛生士の地域における職能団体として昭和27年に、全国に先駆けて発足。10支部、約1000名の会員を擁して学会や認定研修会の開催など活発な活動を展開しています。「ゲスト講演」は、歯科衛生士の職能の発展に必要な見方や考え方などを様々な分野の“極め人”を講師に迎えて話を聞こうと毎年、総会のあとに開催されています。4回目を迎える今回は、全国に70校の専門学校を運営し、地元の名古屋医健スポーツ専門学校で歯科衛生士養成学科を開設する滋慶学園グループのトップとして、浮舟総長が招かれました。
この日の講演に先立って、同歯科衛生士会の長縄会長があいさつを行ない、「これまでに滋慶学園の何人かの方々とお会いしました。色んな人が色んなことをお話になっていかれるのですが、最後は、皆さんが仰ることが同じで、驚きました。一体、どうすればこういう組織ができるのだろうかと不思議に思って、ぜひリーダーである浮舟先生のお話を聞いてみたいと思いました。本日は人を育て、組織を育ててこられた経験から、キャリア形成や、組織や職種を発展させるには何が必要かをお話いただければと期待しています」と、挨拶があり、講演会が始まりました。
同歯科衛生士会は2年後に日本歯科衛生学会が愛知県で開催されるのを契機に、さらに認定研修などの活動を活発に行い、現在の会員数を倍増しようと会長以下役員の皆さんが熱い思いを持っておられます。この話を聞いて、浮舟総長は「会長の長縄さんにお会いして、一目でこの人なら、この会は必ずうまく行くと直感しました」と、まず会への“エール”を送って同会の役員や支部長さんら約50名を前に話をスタートさせました。
浮舟総長は、70校の専門学校と医療安全を専門とする滋慶医療科学大学院大学を運営するグループに育て上げるまでの40年間を振り返り、グループとしていかに組織作りに取り組んできたかを紹介しながら、①組織は何をおいてもミッションや理念が大事である、②エンジョイワーク、エンジョイライフをめざそう、③組織を活性化させるためには、会員一人ひとりの成長が欠かせない。そのためには、これまで以上に認定研修やマネジメント研修を会として担っていく必要があると述べ、社会の変化を読み取り、中長期の戦略的な計画を立てる必要性を訴えました。
講演後の質疑では、「社会の変化が激しいので、先を読む力が難しい。どういう風にやっておられるのか」「リーダーとして会を引っ張っていく情熱とか、自分自身のモチベーションをどのように維持していけばいいのか、その方法を伝授して欲しい」といった質問に対して、浮舟総長は「日々のニュースなどをチェックしたり、他業種の人との交流などから時代の変化、社会の変化が見えてくる。その時に自分なりの考えや視点を持つことが大事だ。組織は活動すれば、自ずと活気が伝わっていく」「現場が考え現場力を発揮できるようなリーダーシップが大切だ」と丁寧に自らの経験を置き換えて回答していました。
参加したメンバーの皆さんは、懸命にメモを取りながら、いずれも真剣な表情で、聞き入っておられました。浮舟総長も「講演していてすごい熱気が伝わってきた」と話していたのが、印象的でした。