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グループのトップを切って学校法人コミュニケーションアート大阪9校の卒業式行なわれました

学校法人コミュニケーションアート9校の合同卒業式がグループのトップを切って行なわれ、在校中にデビューを果した大阪ダンス&アクターズ専門学校の渡辺さんが卒業生を代表して感謝の言葉を述べました

 肌寒さが残る3月7日(火)、滋慶学園グループ各校の卒業式のトップを切って、大阪の学校法人コミュニケーションアート9校の卒業式が大阪市北区のグランキューブ大阪(大阪国際会議場)で晴れやかに行なわれました。
 11カ国64名の留学生を含む1800名近い卒業生を代表して、在校中にデビューを果した大阪ダンス&アクターズ専門学校(DA)ダンス&アクターズ科の渡辺さんが「この2年間、毎日が刺激的で感情が揺さぶられ続けました。私を一番成長させてくれたのは『明日への扉』でした。このミュージカルを通して命の大切さや生きることの素晴しさを感じることが出来ました」と謝辞を述べました。社会人として踏み出す気構えを胸に、卒業生たちはそれぞれの夢の実現に向けて母校を力強く旅立っていきました。
 この日を皮切りに、全国各地にあるグループ70校の卒業式が、各地で執り行われます。

7日に卒業式が行なわれたのは、
大阪スクールオブミュージック専門学校
大阪コミュニケーションアート専門学校
大阪ECO動物海洋専門学校
大阪ダンス&アクターズ専門学校
大阪キャリナリー製菓調理専門学校
放送芸術学院専門学校
大阪アニメーションスクール専門学校
滋慶おもてなし&ブライダル・観光専門学校
大阪スクールオブミュージック高等専修学校の9校です。

4160302今年度で引退となる大阪コミュニケーションアート専門学校と大阪ECO動物海洋専門学校の鞍井学校長から卒業証書を受け取る学生代表

各校代表に「卒業証書」と「専門士称号」が授与されました

 式では、大阪スクールオブミュージック専門学校(OSM)の卒業生代表、プロミュージシャン科の輪田さんに辻井清幸学校長から「卒業証書」と「専門士称号」が授与されたのをはじめ、大阪ダンス&アクターズ専門学校(DA)のダンス&アクターズ科、山口さんや大阪コミュニケーションアート専門学校(OCA)クリエーター科、中村さんら各校の卒業生代表にそれぞれ「卒業証書」と「専門士称号」が授与されました。

澤田学校長 「変化の激しい時代。やるきのある才能が求められている」

4160303卒業生に式辞を述べる澤田学校長

 学校長式辞では、放送芸術学院専門学校と大阪アニメーションスクール専門学校の澤田隆治学校長が各校学校長を代表して式辞を述べました。
 62年間、TVやラジオの番組作りに関わり今なお現役で仕事を続ける澤田学校長は、TV界をはじめとする放送やエンターテイメント業界の変化の激しさを紹介しながら、「皆さんは制作プロダクションと関わりながら番組の制作に取り組んでいきますが、TVを取り巻く環境はさらに大きく変わって行きます。このことはTV界だけではなくあらゆる業界にもあてはまりますが、とりわけエンターテイメントの世界では、変化の激しい職場の中で、やる気のある才能が求められています。その分、チャンスは広がっており、この学園で身につけたことをフルに活用し、希望を持って力強く歩んでください」と社会に旅立つ卒業生を激励しました。

浮舟総長 「自らのキャリアを創っていくという思いを忘れないで」

4160304滋慶学園グループを代表して門出の言葉を贈る浮舟総長

 次いで滋慶学園グループの浮舟邦彦総長が「卒業式は最後の授業です」と、それぞれの学校での学びと成長について触れた後、「卒業式はゴールではありません。スタートでもあるのです。皆さんはこの学校で将来のプロとしての基本を身につけられました。社会に出てもどうか自分に自信を持って成長していってください。プロは自分で工夫し、悩み、仕事を通して成長していくものです。学び続けることが大切です。自分のキャリアをこれから創っていくのだとの思いで仕事に真剣に取り組んでください。そしてマネジメントの大切さも理解し、将来のリーダーを目指してください」と祝福しました。

湯川名誉学校長 「幸せな人生を送れるように『F』の頭文字を贈ります」

4160305「幸せな人生を送って下さい」と湯川名誉学校長

 湯川れい子名誉学校長からも素敵なお祝いのメッセージが贈られました。湯川名誉学校長は、手づくりの「F」の字のカードを掲げながら、「私は好きな音楽と関わりながらいろんな人を見てきました。そこで分かったことは、人は幸せになれた人となれなかった人に分かれるということです。幸せなゴールを目指せた人は、最後まで自分を信じることが出来た人です」と切り出し、今年度の「渡辺晋賞」を受賞した大ヒットアニメ映画「君の名は。」のプロデューサー、川村元気氏が授賞式で語った話が感動的だったと紹介しました。
 川村氏は3歳のときに父と映画「ET」を見たそうです。20年後に深夜の映画館で一人、アルバイトとして「ET」作品をデジタル化するためのフィルムチェックを行なう機会があった川村氏は、再び「ET」を見て、そのシーンにボロボロ涙を流したそうです。氏は「20年経って泣けるってすごい。こういう仕事をしたいと思った、それが今につながっている」というようなスピーチの内容だったそうです。

 そして湯川名誉学校長は「この“F”はファンタジーなのです。マイケル・ジャクソンがよく言っていました。もっともっとファンタジーを見てくれ、もっとファンタジーを作ってくれ、もっとファンタジーを心の中に持ってくれと。だから皆さんにも、ファンタジーを、夢を持って欲しいのです。つまり、自分がやりたいということ、自分がやれるということを信じて欲しいのです」と語り掛け、ぜひ夢を持って幸せになってほしい、と卒業生たちに「F」の頭文字を門出の言葉として贈りました。

各賞表彰 「リアルウェディングの企画・開催」チームなど3校3チームに総長賞など

 式では、3年制課程の3820時間のすべての授業に出席したOCAクリエーター科の村上さんら2年制課程と3年生課程のすべての授業に出席した63名に皆勤賞が、また総授業時間の98%に出席した172名に精勤賞が鞍井学校長から贈られました。

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    浮舟総長から「総長賞」を贈られる大阪ウェディング&ホテル・観光専門学校のチーム代表の松本さん

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    卒業生と保護者で埋まった卒業式の会場

 また各賞の授賞式が行なわれ、「総長賞」が浮舟総長から、学生5人が本物の結婚式の企画から、当日の挙式、披露宴まで担当した大阪ウェディング&ホテル・観光専門学校の地域貢献プロジェクト「リアルウェディングの企画・開催」チーム代表の松本さんに贈られたのをはじめ、23年間にわたって18万人を超える人々に感動を与えてきたOSMとDAによる骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」プロジェクトチーム一同と、地域貢献にも取り組んできた大阪スクールオブミュージック高等専修学校の女子高生アイドルユニット「SO.ON project」チーム一同に贈られました。また、すでにデビューが決定し、ロシアやフランスのフェスティバルなどへの出演が予定されている大阪ダンス&アクターズ専門学校ダンス&アクターズ科の大澤さんと、「H&M BEAUTYヘア&メイクフォトコンテスト2016」でグランプリに輝いた放送芸術学院専門学校タレント科の長池さん、中日漫画コンテスト「悟空杯」で少年漫画賞を受賞した大阪コミュニケーションアート専門学校マンガ・アニメ・小説科の中国人留学生の黄さんらに学校長賞が贈られました。

4160308大阪キャリナリー製菓調理専門学校の代表としてJESC奨励賞を受ける留学生のバヤラフーさん

 このほか、JESC(滋慶教育科学研究所)奨励賞が、大阪市立天王寺動物園で奇妙な虫を集めた「奇奇怪怪!暗闇のサーカス~奇蟲(きちゅう)の世界~」を行い、大勢の入場者を呼び集めた大阪ECO動物海洋専門学校の企業プロジェクト「天王寺動物園ほんとに知ってる?身近な生き物たち」チーム一同や、大阪キャリナリー製菓調理専門学校の「株式会社阪急ベーカリー企業プロジェクト『お勧めモーニングブレッド 商品提案』最優秀賞」チーム一同など6チームに贈られました。

「明日への扉」などの募金 日本骨髄バンクと夏目雅子ひまわり基金に贈呈されました

 骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」で集まった募金95万1682円が、公益財団法人日本骨髄バンクと財団法人夏目雅子ひまわり基金に、また社会貢献ミュージカル「甲子園だけが高校野球ではない2016」での募金25万254円が財団法人夏目雅子ひまわり基金にそれぞれ贈呈され、それぞれの団体から感謝状が贈られました。

 最後に、ミッキー吉野名誉教育顧問や渡辺敦子副校長ら錚々たる講師陣によるバンドの演奏で、卒業生も加わったCOM大阪ゴスペルアンサンブルが「翼をください」を熱唱、卒業生の船出を祝福しました。このあと、学生たちは謝恩会に参加し、クラスメイトや先生方との別れを惜しみました。また、会場では、大勢の保護者の方に参加頂き、最後の保護者会が開催され、就職やデビュー状況の報告などが行なわれました。