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特別養護老人ホーム「青都荘」が「ISO9001」を取得 認証機構より認証書を授与されました

ISO9001(品質マネジメントシステム)の認証書をISO認証機構「BSIグループジャパン」の西中宏執行役本部長(写真右)から授与された浮舟総長

 滋慶学園グループの特別養護老人ホーム「青都荘」(大阪市都島区/鈴木紘次施設長)が品質マネジメントシステム「ISO9001」認証を取得。2月21日(火)午後、東京都港区北青山のISO認証機構「BSI(British Standards Institution, 英国規格協会)グループジャパン」で認証書の授与式が行なわれました。授賞式には、浮舟邦彦総長をはじめ、鈴木施設長と職員2名が出席し、同機構の認証事業本部、西中宏執行役本部長から認証書が理事長である浮舟総長に授与されました。福祉施設の「ISO9001」取得は数少なく、都島区内では初の認証取得となりました。

 「青都荘」は1985年設立の「青野ヶ原福祉会」の特別養護老人ホーム「青山荘」に次ぐ2つ目の特養施設として2010年に大阪市都島区に開設され、2011年にデイサービス、2014年に居宅介護支援センターを開設しています。

 「青都荘」では、約70名の職員が3交代で勤務しており、国が推進をめざす「地域包括ケアシステム」を踏まえて、介護現場の質の向上の必要性を認識していました。そのためには、専門職種間の連携や人材育成等のマネジメント力を高めることが重要だと、2015年6月から、宮本まや介護部長と岩田幸人相談員が中心となって「ISO9001」認証(品質マネジメントシステム)の取得に挑戦。「利用者には生きる喜びを、職員には働く喜びを」をモットーに、品質マニュアルの作成に始まり、全職員と共に「サッカー型運営」による介護サービスの質の向上と均一化に取り組み、数々の業務改善を行なってきました。その甲斐あって、2016年11月にISO認証機構「BSIグループジャパン」の本審査を受けるまでになり、同12月に審査合格、この日の授与式を迎えることができました。

青都荘の職員代表「1SO9001を軸に利用者様のために、さらに品質向上を目指します」

 授与式で、認証機構の西中本部長からは、「これからも継続して審査を受けられ、品質の向上を図ってください」とお話がありました。これに対して、浮舟総長は、「数あるISO認証機関の認証基準は同じだと思いますが、BSIジャパンを選ばしていただいたのは、その中でも、伝統もあり最も審査が厳しいという評判なので、あえて挑戦させていただきました。今後もISO9001認証施設として恥じないように、品質向上を果たしていきます」と、代表して決意を述べました。

ISO9001認証書授与式に出席した宮本介護部長、浮舟総長、鈴木施設長、岩田相談員(写真左から)ISO9001認証書授与式に出席した宮本介護部長、浮舟総長、鈴木施設長、岩田相談員(写真左から)

 今回の認証取得に尽力した宮本介護部長と岩田相談員は、「介護士や看護師、栄養士、ケアマネージャー、相談員、事務員と様々な専門職がいます。品質マニュアルに沿って介護士の部署に看護師が内部監査を行なうなど、お互いに仕事の内容が理解できてコミュニケーションが良くなりました。業務改善にもつながり、利用者の皆さんへのサービスも向上しています。今後もISOという軸がブレない判断によって、さらに品質を向上させ、運営がスムーズになるように改善を重ねて、利用される皆様方に喜んでいただければと考えています」と、話していました。