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仙台市委託事業『亀岡老人福祉センターにおける健康リハビリ運動教室』

日頃培った技術と知識で地域高齢者に貢献します

 仙台市からの依頼を受け、仙台市青葉区にある老人福祉センターでの健康リハビリ運動教室に、本校理学療法科の学生と教員が定期的に関わり、「集団運動指導」、「身体測定と評価」を実施しています。
 対象は市内に居住している60歳以上の方で、毎年4月に開講し3月まで行われています。定員は30名で、要介護状態にならないよう予防的観点から皆で楽しく行える運動を実施し、効果を判定することで地域住民の健康づくりの一翼を担っています。
 平成28年度プログラムは年16回で、身体の測定と評価を学生を中心に実施。バランス能力、姿勢、そして関節の柔軟性の測定を中心に行います。この身体計測と評価は学内で教員から学生に十分にトレーニングと準備を行い、地域の皆様に提供しているものです。また、集団運動指導は教員が中心になって受講者全員に提供しています。運動中の転倒などに注意をして見守る役に学生も関わっています。さらに季節にあった運動や普段の生活における転倒注意点の教授など、施設側からの要望を受け、企画自体にも大きく関わる活動になってきました。

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    地域の方のお話に耳を傾けることも大切なことです

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    集団体操は学生も高齢者も皆で盛り上がります

 これらの活動を通じて、地域の方々に喜んでもらい、学校の認知を向上させるだけでなく、臨床実習前の学生が現場力を高める実習前教育の一環として学内で定着しています。実際、3月に入ると上級生が次の担当となる下級生に技術やコミュニケーションの方法を伝える流れができています。
 今後はこれまで積み上げてきたこれらの活動を他の地域や地域包括センター主催の運動教室につなげ、医療的な視点をもった運動指導の大切さを行政や他の専門職に伝えて、地域からの信頼を拡げていきたいと考えています。

仙台医健専門学校 教務部 羽田智大