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【大阪医療福祉専門学校】 平成28年度第2回学内研修会が開催されました
大阪医療福祉専門学校において12月2日、今年度2回目となる学内研修会が当校にて執り行われました。
今回の研修会テーマは「教育改革促進プログラムと委員会報告」として、今年度の活動を振り返り、来年度に向けての展望を開ける趣旨にて開催されました。
【第1部】赤松事務局次長による「平成29年度事業計画」の発表
今後の学校において広報力・教育力に併せて「4つの信頼」を勝ち取ることが重要であり、それには「3つのポリシー」を徹底する必要があります。学生一人ひとりの長所を伸ばし、強みを持てるような教育を入学前から生涯教育としてフローで捉え、適切なエンロールマネジメントを展開していくことが求められるとのことでした。
次に千葉学術部長による「時代の変化と教育改革企画委員会の創設」についてです。時代の変化に伴い、専門職業大学の開設や認定・専門理学療法士の大幅改定、専門分科学会の幕開けなど、PTOTを学際専門領域が大きく変わっていく。就職予測は、PT需供関係の変化と、例えば大学病院での準職員の再就職と地方の就職難などが就職枠を争うことが多くなるなども懸念されます。教育予測は小中とアクティブラーニングを学んだ生徒の入学が予想され、その観点からも高等学校と専門学校の連携を強化し、よりよい学習成果を導き出せるよう授業体系を工夫するなどして、卒後3、5、7年先まで視野に入れて教育していくことが重要であるとのことでした。
【第2部】教育改革促進プログラムとして、以下の4つの活動報告が行われました
・3学科合同でのチーム医療論 林 亜遊学科長(作業療法士学科)
・理学療法士学科コース活動 今中いづみ副学科長(理学療法士学科)
・作業療法士学科ゼミ活動 林 辰博先生(作業療法士学科)
・言語聴覚士学科ことばの相談室活動 高松光雪学科長(言語聴覚士学科)
いずれも通常の教育にプラスして、時代の変化を読み取って学生や業界のニーズに応えられるような内容で行われており、参加者の理解や主体性を促すことができました。
次に、各委員会活動より今年度の振り返りと次年度事業計画の報告です。当校では10の委員会があり、以下の担当者が中心となって全学科の教員と事務局で協力し活動しています。
・全学同窓会 大槻哲也副学科長(理学療法士学科)
・教務広報委員会 菊野晃史広報事務課長
・初年次委員会 永吉啓吾副学科長(理学療法士学科)
・卒業研究発表委員会 脇 有文先生(理学療法士学科)
・全体レクリエーション 田中研志先生(理学療法士学科)
・環境整備委員会/学友 田中研志先生(理学療法士学科)
・安全衛生委員会 林 亜遊学科長(作業療法士学科)
・学園新聞委員会 山下尚美副学科長(視能訓練士学科)
・学内研修委員会 鎌田荘平副学科長(作業療法士学科)
・学友会/学術活動 千葉一雄学術部長(超音波技術部)
各委員会がより良い学校運営を目指して精力的に活動しており、広報活動や学生の学習環境、業界との連携などあらゆる面で結果が表れていました。
3つ目は地域・社会貢献事業として、理学療法士学科・菊池淳先生によるメディカルトレーナー部や理学療法士学科・河野学科長による地域リハビリテーション部の活動報告です。メディカルトレーナー部では、高等学校部活動の支援や市民マラソン大会の救護ブースの運営等を中心に実績を積み重ね、本校が全国で唯一参画できる大会もあり、誇るべき結果を出すことができました。
最後に、国際貢献事業として、作業療法士学科・奥田先裕美生による上海中国研修の報告です。中国ではリハビリの歴史が浅く、また専門分化もされておらず、人員不足が甚だしいという現状でした。日本のリハビリに触れる機会を多く持たせ、国際的に協力して歩んでいくことが重要であると感じました。
以上のプログラムにて、第2回の学内研修委員会が終了しました。教職員一人ひとりが最低限の業務に甘んじることなく、在校生はもちろん、卒業生や就職先、そして地域のために貢献しようと努力を惜しまず活動していることが、共通認識として持つことができました。今年度の改善すべき点を洗い出し、来年度に向けてより良い活動ができるよう、学校総出で尽力したいと思います。
(大阪医療福祉専門学校 広報 菊野 晃史)