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【東京医薬専門学校】 京都科学MENトレーニングセンターで医療技術を学ぶ
東京医薬専門学校の臨床工学技士科2年生33名が9月7日(水)、キャリア教育の授業として『京都科学MENトレーニングセンター』を見学し、様々な学びを体験してきました。
今回の見学は、近年、医療安全の観点から求められている医療教育の一環として、最新の医学看護教育用シミュレータを備えた施設を見学および体験することで、座学では理解しにくい医療機器と患者の方々との繋がりを循環・呼吸・代謝の各分野において学ぶことを目的としています。
見学では、様々なシミュレーション機器に対し、特に挿管(そうかん)、穿刺(せんし)、聴診などを実際に体験するとともに、現場ではどのような手順で診断、治療が行われるのかを学びました。
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エコーで胎児を確認
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穿刺を体験
学生たちからは、
「挿管では思った以上に力が必要で、歯や舌へのダメージを考えるとシミュレータでの練習の必要性を感じた」
「挿管や穿刺は、患者様に苦痛を与える行為である。人体模型でさえ手が震えていた。患者様から信頼される確実な手技と知識を修得し、人としても患者様に寄り添える臨床工学技士になりたい」
「知識を習得する事は簡単にできるが、実践的な事は簡単には向上できない。シミュレーションを通していかに実践に近づけられるかが大切である思う」
「実際の患者様に対応する際は、慢心せずに対応することが重要」
などの感想が聞かれ、学生一人ひとりが積極的に人体模型や機器を体験することで、患者の方々に対しての配慮や対応、自身を見つめなおすきっかけなるなど、多くの気づきを得たようです。
今後もこの体験を通して感じたことを授業の中で再確認しながら、更なる学習意欲につながるよう、知識や技術の習得と同時に医療職としての倫理観も育てていきたいと思いました。
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本校教員から吸引除去方法を真剣に聞く学生たち
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気管内挿管を体験
(東京医薬専門学校 臨床工学技士科 米本 和子)