お知らせ

News

【東京医薬専門学校】 新ゼミ『協働の学び』への取組み報告

「協働の学びゼミ」でチームで話し合う学生たち。方向性は大丈夫かな?

 東京医薬専門学校の全学科1年生を対象に4月の“ごちゃまぜ研修”より始まった「協働の学び」が、第2段階を迎え、5月下旬より総勢30名の教職員が関わり、全8回の「協働の学びゼミ」を開講しました。複数の学科が合同で同じ時間内にゼミを実施するのは、初めての試みです。

 「協働の学びゼミ」では、調べ学習を中核に据え、インターネットをはじめとした媒体を活用したり、実際に場所を訪問するなど、グループメンバー全員で力を合わせながら学習を進めることで、各々が自らの強みに気付き、その強みを出し合って目標達成するという協働作業を実体験することが大きな狙いです。

 今回は「地域の特徴と住民のニーズ把握」をテーマに、各グループは学校近隣の様々な地域を選択して、地理的な特徴、人口動態、社会資源などを細かく調べました。

  • 持田ゼミの共通テーマ

    「協働の学びゼミ」での共通テーマ

  • KJ法を使って方向性を決めよう

    KJ法を使ってフィールドワークの方向性を決めよう

 当初は4月の“ごちゃまぜ研修”以来の再会に緊張する場面も見られましたが、回数を重ねるごとに盛り上がりをみせ、最終の発表では互いの取り組み内容に共感したり、質疑応答するなど、学生一人ひとりが主体的に参加していました。終わってみれば、出席率は95%を超えるほど、学生達は熱心に取り組んでいました。

 また教員にとってもFD(教育力向上)活動の場となり、学生の主体性を引き出すような働きかけを行うという点では、普段行っている授業では、実践してこなかったような授業のやり方を展開する機会となり、授業力向上にも繋がったのではないかと思っています。

  • 発表に向けて準備中

    発表に向けてチームで内容をつめる

  • 発表

    調査内容について発表するゼミ生

 今後は、10月25日にこの「協働の学び」の集大成となる東京医薬専門学校ならではの「メディカルフェスティバル」を実施します。この「メディカルフェスティバル」は学生主体のイベントです。本ゼミで培った協働のスキル、地域把握力を存分に発揮できるよう、引き続き支援していきたいと思います。

東京医薬専門学校 FDC 辻谷 圭)