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防災意識を高めてもらおうと、ザ・シンフォニーホールで防災説明会を開催しました
新大阪歯科技工士専門学校、新大阪歯科衛生士専門学校、東洋医療専門学校の学校法人新歯科会東洋医療学園3校の合同入学式が行なわれた4月5日(水)、式典に先立ってザ・シンフォニーホールの防災説明会が行なわれました。
地震・火災等の緊急事態に、迅速かつ的確な行動をとるために、ザ・シンフォニーホールのスタッフがどのように準備・対策を行っているのかを専門学校新入生の皆様にも知ってもらい、防災の意識を高めてもらおうと実施しました。
最初に、ザ・シンフォニーホールの防火管理者である國政事務局長が壇上にて、地震・火災・津波が起った際にどういった状況が予想されるかを新入生に説明しました。ザ・シンフォニーホールは東日本大震災後、さらに厳しくなった耐震強度をクリアした安全な建物ではありますが、地震や津波による浸水、非常電源の喪失といった様々な困難な状況が予想されます。説明のあとは、実際に客席にいる新入生・保護者の皆様に、客席内の照明が落ちた際の“暗闇体験”をして頂き、閉じられた空間で突然、暗闇が訪れたときの不安な精神状態を体験して頂きました。
続いて、火災が発生した際には、例え演奏中であろうと、直ちに公演を中止し、身の安全を確保しなければなりません。火災の発生場所の確認、避難経路の誘導を行うため、非常放送による音声警報および事務局スタッフによる館内放送が実際に放送されました。
実際の防災放送を聞く事は滅多にない経験ですので、大きなサイレンの音に、保護者の皆様の驚きや不安な顔も見られました。こういった状況にパニックにならず、落ち着いてホールのスタッフの指示に従うことが重要だと、國政事務局長は強調しました。
放送後の客席のお客様の避難誘導は、ホールの案内係であるレセプショニストが先頭に立って行いました。それぞれ避難経路や消火器の位置を把握しており、お客様の安全を守るため、ペンライトを手にジェスチャー付きで呼びかけを行います。きびきびと誘導を行うレセプショニストを、新入生たちも真剣な眼差しで見つめていました。
最後に、「我々ザ・シンフォニーホールは、災害が起った際に、お客様の安全を確保することを第一に考えて避難誘導を行います。これは学校の場合も同じです。万一に備えて、心構えと準備をしておけば、緊急時に皆さんの身を守ることができます」と國政局長は締めくくりました。
新入生の皆様が「安全・安心」に学生生活を過ごし、夢を実現される事が私達の願いです。そのために日々の防災・避難訓練は非常に重要です。新入生の皆様もあらためて、防災意識を高める良い機会になったのではないでしょうか。
(ザ・シンフォニーホール 田中 裕子)