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滋慶学園グループのトップを切って、文化芸術系8校の卒業式が大阪国際会議場ホールで行なわれました
2016.03.16
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笑顔で卒業証書と専門士称号の授与を鞍井学校長から受けるOCA卒業生代表、原弓恵さん。滋慶学園グループ各校のトップを切って大阪地区の文化芸術・エコ系各校の合同卒業式が行なわれました
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鮮やかな振袖とはかま姿で壇上に上り、卒業証書と専門士称号を鞍井学校長から授与される大阪ECO卒業生代表、大橋諒子さん=2016年3月8日、大阪国際会議場で
「この学校で学べたこと、仲間や先生に出会えたことを誇りに思います…」
滋慶学園グループ各校のトップを切って、大阪地区にある文化芸術・エコ系の専門学校など8校の卒業式が3月8日(火)、OSMゴスペルアンサンブルの先導による国歌斉唱をスタートに大阪市北区の大阪国際会議場で“最後の授業”として行なわれました。
卒業式を行なったのは、大阪スクールオブミュージック専門学校(OSM)、大阪コミュニケーションアート専門学校(OCA)、大阪ECO動物海洋専門学校(ECO)、大阪ダンス&アクターズ専門学校(DA)、キャリナリー製菓調理大阪校、放送芸術学院専門学校、大阪アニメーションスクール専門学校の7校の専門学校と、大阪スクールオブミュージック高等専修学校。業界デビューやスペッシャリストをめざして2年間あるいは3年間学んできた1702名の卒業生が、卒業証書と文科省認可の「専門士称号」を手に、それぞれの夢に向かって社会に力強く踏み出しました。
各校ごとに卒業証書の授与式が行なわれ、OSM卒業生代表のプロミュージシャン科、山下真波さんを皮切りに、OCAクリエーティブデザイン科の原弓恵さんやECOエココミュニケーション科の大橋諒子さんら7名が卒業生を代表して次々と登壇、晴れやかな表情でOSMの辻井清幸学校長やOCAの鞍井修一学校長ら各校学校長から、卒業証書と専門士称号を授与されました。引き続き、各校代表7名がそれぞれの学校長から卒業証書と専門士称号の授与を受けました。またOSM高等専修学校総合音楽科の福原加奈絵さんが大学入学資格とともに卒業証書を、研究科を代表してOSM音楽ビジネス研究科の濱中湧大さんが修了証書をそれぞれ授与されました。
学校長式辞
各学校長を代表して、電通クリエーティブ局長として数々のCM制作にあたってきた鞍井修一学校長が「先月に行なわれた卒業進級展でも皆さんの作品は、企業の方々から非常に高い評価をいただきました。あとはプロとしてのスピードとマインド、プライドを身に付けていただきたい。そのための新しい勉強が始まります。日々、研鑽を重ねることを忘れないで下さい」と卒業生の船出を祝福しました。
総長祝辞
滋慶学園グループを代表して祝辞に臨んだ浮舟邦彦総長は、「皆さんはスペシャリストとしてこれからキャリア形成をしていかなければなりません。明日からの職場が皆さんの道場です。プロとして成長していくためには、仕事を通して成長していくことになります。簡単すぎる仕事や難しすぎる仕事など様々ですが、どの仕事に対しても一生懸命に取り組み、一歩一歩キャリアを形成していって下さい。学ぶ習慣を忘れずに何事にも好奇心を抱き、新しい技術の研鑽や、やがてはマネージメントにも興味を持って下さい。そして共に夢を描いた素晴しい仲間とのネットワークをいつまでも大事にして下さい。そのためにも母校をはじめ、滋慶学園グループのネットワークを活用して下さい」と激励しました。
名誉学校長祝辞
「うまれてきてくれて ありがとう」(クミコ)や「六本木心中」(アン・ルイス)など数々のヒット曲を作詞してきた名誉学校長の湯川れい子先生は、今年で作詞家生活50年目を迎えた自らの人生を重ね合わせながら、「これまでの人生は山あり谷ありでしたが、今も元気に仕事をさせていただいています。だから言えることは“まず健康!”です」と、自ら「ビタミンD3」のサプリメントを愛用しており、それが元気の秘密だと明かした上で、20年以上にわたる本校との関わりの中、今年の卒業生には“3つのD”の言葉を贈りました。
「まず『大好き』です。あちらが良いこちらが良いと迷うことがあるかもしれませんが、自分が携わっている仕事を最低3年間は大好きになって下さい。そして自分が居させてもらっている業界と、その仕事を環境を『大事』に想って下さい。3つ目は『誰にも負けないという気持ちを大事にすること』です。どんな困難な時代もこの3つのDで乗り越えていけると確信しています」と、会場を埋めた卒業生一人ひとりに愛情を込めて伝えました。
各賞表彰
3年制コース2,820時間すべての授業に出席したOCAクリエーティブデザイン科の新田善久さんら36名に「皆勤賞」が、231名に「精勤賞」が贈られたのをはじめ、今年5月に聴覚障がいを持つ人を補助する身体障がい者補助犬として正式認可される「聴導犬」の育成にあたったECOの「聴導犬育成プロジェクト」チームなど3チームに総長賞、UCC上島珈琲株式会社主催のプロバリストコンテスト「UCCコーヒーマスターズ2016近畿大会エスプレッソ部門」で学生として優勝した大阪キャリナリー製菓調理専門学校カフェ総合科の梶谷理早さんら6チームに学校長賞が贈られました。
また独創性が高く将来の活躍が期待されるグループ校の研究・制作を行なったチームに贈られる滋慶教育科学研究所主宰の「JESC奨励賞」がNHKの歌番組や「紅白歌合戦」にバックコーラスやバックダンサーとして出演を果たしたOSM/DAチームなど7チームに贈られました。
JESC奨励賞受賞チーム
■「プロの現場で求められてきたパフォーマンスレベル~NHK歌番組を通しての実践と出演実績~」チーム(OCA/DA)
■「株式会社TSUTAYA企業プロジェクト TSUTAYA利用者の拡大と活性化を目的としたプロモーション戦略」チーム(OCA)
■「ユニバーサルキャンプの実用化に向けて」チーム(ECO)
■「カラビナフードワークス株式会社様 マザーズ北堀江店『サラダ・前菜 ビュッフェコーナー』のコーディネート提案」チーム(大阪キャリナリー製菓調理専門学校)
■「地域貢献ボランティア『Dream Sound Labo~piece~』(ドリーム サウンド ラボ ピース)」チーム(大阪放送芸術学院専門学校)
■「産学協同プロジェクト 全力背中押し系アイドル ChawChaw(チャウチャウ)」チーム(大阪アニメーション専門学校)
■「SO.ON project 大阪ミラノ姉妹都市交流 親善大使としての活動『2015年ミラノ国際博覧会』に参加して」チーム(OSM高等専修学校)
日本骨髄バンク 夏目雅子ひまわり基金に募金を寄贈
またこの日、昨年秋にOSMやDAの学生たちが行なった骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」公演での募金97万7239円が公益財団法人日本骨髄バンクと財団法人夏目雅子ひまわり基金にそれぞれ2分の1ずつ、放送芸術学院の学生たちが取組んだ「甲子園だけが高校野球ではない2015」での募金28万1152円が夏目雅子ひまわり基金にそれぞれ贈られました。
最後にミュージカル「明日への扉」で主役を演じたDAダンス&アクターズ科の藤井愛美さんが卒業生を代表して謝辞を述べました。
東京にあるテーマパークでのダンサーデビューが決まっている藤井さんは、「将来の進路選択に不安を抱いていたときに、母親に“あなたは何がしたいの?”と聞かれて、漠然と憧れだったダンスがやりたいなとDAに入学しました。明日への扉公演は、プレッシャーで逃げ出したくなりそうになりましたが、周りの人たちに助けられて大きな舞台に立つことが出来ました。後輩や先輩、沢山の想いや感情、出会いの中で私を大きく変え、成長させてくれました。これから先、くじけそうになったら、このことを思い出し私は強くなります」と、DAでの学生生活を支えてくれた先生や仲間、家族に感謝の言葉を述べました。
この日の卒業式には、卒業生を上回る数の家族の方々が列席。謝辞を聞きながら、ハンカチを取り出すお母様方の姿がありました。
最後に、ミッキー吉野(キーボード)、渡辺敦子(ベース)、引田寿徳(ギター)、トミー・スナイダー(ドラム)という錚々たる本校先生方による演奏、池末信副校長の指揮で、卒業生や学生によるCOM大阪ゴスペルアンサンブルが「翼をください」を熱唱、卒業生たちの様々な思いを込めた「ありがとう」の言葉と映像が流れる中、卒業生はそれぞれの夢に向かって羽ばたいて行きました。
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頑張ったね!と担任から卒業証書を受け取り、にっこり微笑む卒業生
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お世話になった先生との別れを惜しんで泣きじゃくる卒業生も
このあと、滋慶学園グループ各校の卒業式が全国14箇所で挙行されます。