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韓国・木浦科技大学の教職員一行23名が滋慶学園グループを見学 “職業人教育”を学ぶ

韓国・木浦科技大学の教職員一行を迎えて行なわれた研修会。歓迎の挨拶を述べる滋慶学園グループの本部国際部、渡辺エグゼクティブディレクター=1月14日滋慶医療科学大学院大学の視聴覚教室で

 韓国・木浦科技大学の朴琦鍾総長をはじめとする教職員一行23名が来日、1月14日(木)午後から新大阪にある滋慶医療科学大学院大学で、滋慶学園グループの浮舟邦彦総長や国家試験対策センターの稲岡センター長らからグループが展開する職業人教育やマネジメントなどについて研修を受けました。

 木浦科技大学は、韓国南西部の全羅南道木浦市にあり、看護学部や理学療法学部、歯科技工学部などの医療系8学部と、建築・土木から社会福祉・幼児教育、運動健康学部まで幅広く学べる計18学部を擁しています。創立は滋慶学園グループと同じ1976年で、新学部の創設や既存学部の再編に取り組もうとしています。

 滋慶学園グループでは、これまでも日本の専門学校教育、とりわけ滋慶学園グループの職業教育を学びたいという韓国の大学の教職員を受け入れています。これまでに、大邱(テグ)市にある啓明文化大学や安養市にある研成大学、ソウル市にある漢陽サイバー大学の教職員が研修プログラムを受講しています。

 木浦科技大学の一行は、1月13日(水)に来日、大阪スクールオブミュージック専門学校や大阪ECO動物海洋専門学校などを見学し、14日は、卒業生が世界各地にある義肢装具学校で教える資格がもらえるというカテゴリー1校に認定されている神戸医療福祉専門学校三田校の義肢装具士科などを見学し、午後からの研修会に参加しました。
 

「協力してアジアの職業人教育の発展に取り組みましょう」と浮舟総長と朴総長 

 

 研修会では、一行を受け入れた本部国際センターの渡辺エグゼクティブディレクターから歓迎の挨拶を受けたあと、朴総長が木浦科技大学の歴史や概要を英語で紹介するとともに、これから取り組もうとしている課題などについて説明を行ないました。

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    流暢な英語で木浦科技大学の紹介を行なう朴総長

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    パワーポイントでの講演のあと、ホワイトボードを使って補足説明する浮舟総長

 このあと、滋慶韓国センターの鄭所長の通訳で、浮舟総長による「滋慶学園グループの職業人教育」の講演をはじめ、広報委員会の満尾委員長やシステム部門「ブレーンスタッフコンサルタンツ」の浅沼社長、国家試験対策センターの稲岡センター長から、それぞれの担当分野についての説明を受けました。

 浮舟総長の講演のあと、朴総長からは「40年間に及ぶ職業教育の経験に基づく浮舟総長のお話は深いものがあり、貴重だった。職業教育では日本が韓国よりも10年先を行っていると思う。考え方で共有できる部分も沢山あり、参考にしていきたい」と感想が述べられました。様々なQandAを通して、浮舟総長と朴総長は、アジアの職業人教育の発展に共に力を注いでいくことを誓い合っていたのが印象的でした。
 
 また国家試験対策センターの活動紹介では、過去の国家試験問題や動画による授業がいつでもどこでもスマホやパソコンで受けられるEラーニング「J(滋慶)-WEB」システムや、国家試験対策が単なる受験勉強ではなく、社会人として生き抜くための「キャリア教育」、として取り組んでいる点に興味を持った同大学の先生方から、盛んに質問が飛んでいました。

一行は15日に京都観光を行なったあと、東京に移動し、滋慶学園グループの東京本部で、後半の研修を受けることになっています。