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更なる進化を遂げた骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」、2015年の東京公演を開催
2015.09.28
骨髄バンクの窮状を知った学生たちが「私たちにできることは何か?」を考え、1994年2月に大阪スクールオブミュージック専門学校(OSM)の学生たちの手によってスタートした骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」。初演から22年、その想いは先輩から後輩へと受け継がれ、日本でも類を見ない超ロングランミュージカルとなっています。その2015年公演である第138〜140回目の東京公演が、9月17日(木)・18日(金)、東京・大田区民ホール・アプリコで行われ、高校生、日本語学校生、卒業生、保護者、そして財界やエンターテイメント業界の方々など、3公演で約3,100名が来場しました。
『明日への扉』は、キャスト、ビッグバンド、ゴスペルなどの出演者をはじめ、運営、音響、照明、チケット販売に至るまですべてを学生の手で制作されており、この東京公演は東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校、東京スクールオブミュージック専門学校渋谷、東京ダンス&アクターズ専門学校、東京フィルムセンター映画・俳優専門学校の総勢847名の学生たちが作り上げました。今年はプロジェクションマッピングによる舞台演出で、ステージ上に映し出される映像をバックにダンスや物語が展開するという、さらに進化を遂げた舞台となりました。公演の最後には観客からスタンディングオベーションが贈られ、何度もカーテンコールが繰り返されるほどの感動のステージが繰り広げられました。
『明日への扉』は、滋慶学園グループの社会貢献活動のひとつとして、また産学協同教育の授業の一環として行われています。エンディングでは、学生スタッフの代表がステージ上から骨髄移植と骨髄バンクへの理解を呼びかけました。また、終演後には出演者たちもロビーに立ち、抗がん剤治療の副作用に悩む白血病患者などに無償でカツラを貸与するための基金、骨髄バンクへの協力を募りました。(会場でお預かりした募金は、毎年卒業式で公益財団法人日本骨髄バンク、財団法人夏目雅子ひまわり基金に寄付しています)
ストーリーは、ミュージカル「明日への扉」の主役をめぐって激しいライバル争いを繰り広げるなか、主役候補ゆかりのライバル・遥(はるか)が最終オーディションを前に「慢性骨髄性白血病」に倒れる。そこから友情や恋、嫉妬や憎悪、さらに人間の原罪をテーマに歌や踊りを通して、生きることの素晴らしさを訴えていきます。
現実のミュージカルもこのストーリー同様に、厳しいオーディションを繰り返しながら、夏休みも返上して練習を積み重ね、公演当日を迎えました。キャストだけでなく、生演奏をするビッグバンドには動物やデザイン分野を学ぶ学生たちも参加しています。また、華やかな舞台を影で支えるスタッフ部門の学生たちも、授業のなかでミュージカル制作における専門分野を学びながら、プロでもなかなか体験できないこの大きなミュージカルを作り上げました。その若さとエネルギーが溢れる舞台を通して「生きることの素晴らしさ」を、今年も多くの人に伝えることができたのではないでしょうか。
皆様、ご来場ありがとうございました。
10月には大阪公演が行われます。西日本地区の皆様、是非劇場で『明日への扉』をご覧ください。
【大阪公演】
第141回公演:10月9日(金) 開場17:30 開演18:00
第142回公演:10月10日(土)開場12:30 開演13:00
第143回公演:10月10日(土)開場17:30 開演18:00
会場:NHK大阪ホール
入場料:■一般 ・・・ 8,000円(税込)
■在校生関係者 ・・・6,500円(税込)
■卒業生 ・・・ 4,000円(税込)
■高校生以下、MYスクール生 ・・・ 無料
詳細は『明日への扉』公式 HPをご覧ください。
http://www.asuenotobira.jp/05osaka/osaka.htm
【骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」2015年公演】
《主催》滋慶学園COMグループ
《推薦》厚生労働省
《後援》財団法人夏目雅子ひまわり基金
公益財団法人日本骨髄バンク
大阪府教育委員会(大阪公演)
大阪市教育委員会(大阪公演)
《特別協賛》9社
青山商事株式会社「洋服の青山」
大塚製薬株式会社
公益財団法人オリックス宮内財団
株式会社学生情報センター
KCJ GROUP株式会社
コカ・コーラウエスト株式会社
サントリーホルディングス株式会社
ファイテン株式会社
リゾートトラスト株式会社
《広告協賛》38社
《地域協賛》109社
合計156社の協賛により公演されています。