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【滋慶医療科学大学院大学】 医療安全の新たな研究へ 修士論文中間報告会を開催しました

  • 発表する修士課程の学生

    発表する修士課程の学生

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    アドバイスする指導教官

 「医療の安全と質」を探究する国内初の教育研究機関「滋慶医療科学大学院大学」(大阪・新大阪駅前)の4期生による修士学位論文の中間報告会がこのほど、視聴覚大教室で開催されました。

 発表者は長期履修生も含めて29名。病院内の看護師として、臨床検査技師として、また専門学校の教員として働きながら学ぶ学生の皆さんです。それぞれの業務にも深く関連し、かつ”医療の安全と質の向上”を使命とする本学の理念の実現に向けた様々な課題の探求に取り組んでおり、報告会では、論文のテーマや研究の背景、現在までに得られたデータ、考察などについて発表しました。

 発表ごとに、各指導教官からは鋭い質問や的確なアドバイスが出され、この日の報告会は、院生にとってより良き論文を仕上げるための、多くのヒントや論旨を深める考え方を手にする絶好の機会になったようでした。

全員の発表終了後、中間報告会の総括として武田裕学長から以下のコメントがありました。

武田裕学長       武田裕学長

「今回の中間報告会で確認すべき第一はオリジナリティ。これは概ね合格点と言えますが、全般に職種にこだわった研究課題が多かったように思います。職種間連携のような横に展開する視点を持つと、より良い研究となるものもあると思います。
 学生の皆さんは、今日の発表に対する各教員からのコメントを参考にして、確実に研究を進めていってください。一人ひとりの研究が本学の文化を作り上げていくと考えていますので、修士学位論文の提出までがんばってください」

 中間報告会に参加した学生からのコメントをご紹介します。

発表を終えた修士課程2年生(4期生)
「研究の五合目、中間報告会が終了しました。周りを見渡すと、入学前からのテーマに取り組んでいる人や、入学してから新たなテーマを見つけてチャレンジしている人など様々です。研究の進み具合も十人十色ですが、頂上=来春の修了を目指してがんばりたいと思います」

傍聴した修士課程1年生(5期生)
「今回の中間発表会で先輩の皆さんの研究内容を拝聴して、現在の私では先輩たちの発想にはまだまだ届かないと感じました。研究の進め方やデータの分析方法、評価対象などの面で、これからの自分の研究にどう活かせばよいか、参考になる点がとても多かったと思います」

 中間報告会終了後に、教職員と学生とで納涼懇親会を開催しました。
発表を終えてほっと一息の学生も、先輩の発表に圧倒された1年生も、指導に当たった先生方との懇親を深めつつ、次のステップを目指して決意を新たにした一日となりました。

(事務部 小妻)