産学連携教育プロジェクト

EDUCATION PROJECT

【産学連携】河北町児童動物園展示場の改善・改修プロジェクト

4.質の高い教育をみんなに
15.陸の豊かさも守ろう

 山形県河北町にある河北町児童動物園が、2024年に町制70周年を迎えるにあたり、施設の改修をすることになりました。改修計画のコンセプトとして、「動物福祉」があります。新しくなる施設は剝製館と放鳥舎であり、その他の施設は現状のままのため、河北町役場商工観光課より、その他の獣舎の改善・改修の依頼をいただき、動物園マネジメント専攻3年生の学生たちが動物施設の改善・改修の企画と実際の改修工事に取り組むこととなりました。
 約30種類、120匹の動物たちの中から、今回キツネを選ぶことにしました。キツネたちはコンクリートに囲まれた一部屋に二頭飼育管理されており、コンクリートのシェルターと2段の階段状の物が設置されているだけで、遊びのない部屋でした。今回二部屋を提供していただき、二部屋を繋ぎ、新しいシェルターを作成しました。また、感受性を豊かにする目的で植物を使い改善・改修しました。

 動物舎が完成しキツネを搬入した後、常道行動が無く、以前より動きが穏やかになりました。また、角部屋に移ったことで日当たりがよくなり、日に当たる姿がかわいいと言う声を聞くことができました。所管商工観光課の皆様からも、「広くなってキツネが生き生きしている」「今まではコンクリートだけだったが、土や植栽が入り自然に近い展示になった」とお褒めの言葉をいただくことができました。

● 連携企業
 山形県河北町役場商工観光課
● 学科・専攻・コース・学年
 エコ・コミュニケーション科 動物園マネジメント専攻 3年
● 取り組み期間
 2023年4月27日(木)〜2023年10月19日(木)