産学連携教育プロジェクト
EDUCATION PROJECT
健やかな子供の成長に寄与するダンス(リズム体操)指導案
新型コロナウィルスは私たちの生活様式を大きく変えました。いわゆる「おうち時間」の増加や、保育園での課外活動の自粛によりストレスは増加し、下記のように園児たちにも大きく影響が出ています。
・落ち着きが無くなり、多動が見られる。
・保育士への甘え(抱っこの要求が止まらないなど)の増加。
・お昼寝の時間に寝付けない、家に帰ってからも寝付けない。
本プロジェクトでは、これらの問題を解決するために、ストレスを軽減させ、体力を使って寝つきをよくする特別活動の実習案を作成。これに合わせたダンスの振付を考案し、みなみの森保育園(大阪市北区)に動画プレゼンを行ったところ、特別活動の時間をいただくことになりました。
特別活動で実施したダンスの指導内容
①繰り返しにして分かりやすくすること。
②ジャンプを取り入れることで全身運動を促す。
③歌詞に沿った振り付けにして、覚えやすく踊りやすい内容に。
④屈伸運動を取り入れ、運動量の確保。
⑤少し難しい動きも混ぜてることによる身体能力の向上。
⑥子ども自身が掛け声を掛け合うことによる一体感。
⑦擬音で伝えやすい振りを多くすることで、保育士の方々が子どもへ伝えやすくなること。
などで、このほかにも様々なことに配慮しながら構成しました。
いつも人見知りで泣き出してしまう園児が、この活動には笑顔で参加してくれました。10回を超える活動を行いましたが、活動を重ねていくうちに、初めて全員が一緒に座って、保育士さんのお話を落ち着いて聞くことが出来ました。このことで、保育士さんたちにも感動していただきました。
● 連携企業:みなみの森保育園
● 学科・専攻・コース・学年:ダンス&アクターズ科2年
● 取り組み期間:2021年10月25日~11月26日