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教職員として先輩後輩の北風と福島が共に日本選手権100m決勝に出場 福島V6を遂げて最優秀選手賞を受賞

日本選手権100m決勝のスタートで並んで立つ8レーンの北風(左)と7レーンの福島

 北海道ハイテクノロジー専門学校教職員として机を並べる北海道ハイテクACの福島千里と北風沙織が日本陸上競技選手権大会3日目の6月28日(日)、揃って女子100mの準決勝、決勝に出場、福島は11秒50で優勝し、この種目6年連続の栄冠に輝きました。200mとの2冠達成は5年連続となりました。北風は決勝に残る健闘を見せ、8位でした。

 100mでの6連覇は2003年に新井初佳さん(ピップフジモト)が達成した記録に並ぶもので、過去最多となります。福島は男子砲丸投げで18m78の日本記録を出した畑瀬聡選手(群馬綜合ガード)とともに、最優秀選手にも選ばれました。最優秀選手賞は昨年に続いての受賞で計4回目となり、男女を合わせて過去最多となりました。

 この日のアリーナーは、小雨がぱらつき、気温20度と肌寒いうえに、観客席には強風が吹きぬける悪コンディションとなりましたが、1万5500人の陸上ファンが詰めかけました。

 

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 100m準決勝は2組で争われ、福島は1組目に登場、北風は2組に登場しました。いつもどおりの低い姿勢で飛び出した福島はグングン加速し、11秒42でゴール、決勝での記録にも期待がかかりました。北風は素晴らしいスタートダッシュを見せて、一時はトップに立ちましたが、12秒01の3位となり、成績順で決勝に進出しました。

 午後5時40分から始まった決勝では、福島が7レーン、北風が8レーンと、目にも鮮やかなライトグリーンのユニフォーム2つが隣り合わせでスタート。ともに素晴らしいダッシュで飛び出し、福島はトップでゴール、北風もやや遅れてゴールし12秒00の8位でした。

 
 最優秀選手賞も手に入れて喜びの表情を時折見せながらも、今シーズンに手ごたえを感じてきた福島は「スタートも昨日ほどうまくいっていなかったし、走り終えて疲労感があまりないので全力を出し切れていないのかな」と、今ひとつ納得がいかない表情を見せていました。

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    準決勝に登場した福島

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    表彰式を終えてスタンドに手を振る福島

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    畑瀬聡選手とともに最優秀選手賞を受賞した福島

 福島は今回の成績の結果、8月に中国・北京で行われる世界選手権に100m、200mの2種目で出場が内定しています。

 また、福島は7月8日(水)から10日間の日程で日本陸連からヨーロッパに派遣されます。この間、スペイン、フランスなど3カ国の大会に出場する予定になっています。

 一方、北風は7月12日(月)に北海道・厚別で行なわれる「第2回日中韓3カ国交流陸上競技大会」の女子100m×4リレーに日本代表として出場します。

ご期待ください。