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「業界での活躍により復興を!」 仙台地区2校で卒業式
2013.03.18
3月18日(月)、仙台コミュニケーションアート専門学校(SCA)、仙台医健専門学校の卒業式が, ホテルメトロポリタン仙台で行われました。仙台地区2校の5度目となる卒業式、2年制課程の卒業生は2011年3月11日の東日本大震災の影響で5月に入学式を行った学生たちです。中国、スウェーデン、アメリカからの留学生4名を含む卒業生は、震災後の困難のなかでも本学園で夢を追い続け、この晴れの日を迎えました。式には各業界からの来賓、講師の先生方、そして多くの保護者の皆様が列席され、「各業界での活躍で復興を」という思いを胸に、卒業生たちはそれぞれの未来に向かい巣立っていきました。
「誇りと自信を」 山川学校長、浮舟総長から激励の言葉
学校長を代表して山川敏彦学校長が「今年は調理師科、カフェ・パティシエ科の第一期生が卒業されることは学校長としてこの上ない喜びです。社会の厳しい競争は自分自身との闘いでもあります。プラス思考で努力をしてほしい。努力は決してみなさんを裏切りません」と式辞を述べました。続いて、浮舟総長が「一人ひとりが選んだ仕事にアイデンティティと誇りを持ち、本学園の卒業生であることに誇りと自信を持って自分の道を力強く歩み出してください。そしてどうかこの東北地方の復興に貢献していただきたい」と、卒業生を激励しました。
滋慶学園グループ・浮舟総長
皆勤賞、理事長賞、JESC奨励賞などを授与
皆勤賞は、SCA5名、仙台医健12名の合計17名、精勤賞はSCA30名、仙台医健 51名の合計81名に贈られました。代表して4年間一日も休まなかった仙台医健・理学療法科の佐々木香央里さんが表彰を受けました。また、産学協同教育を通しての企 業課題、社会貢献などに対して贈られる学校長賞、理事長賞、卒業生制作展で選考されたJESC(滋慶教育科学研究所)奨励賞・努力賞の表彰が行われました。
田﨑学校長から皆勤賞授与
「クリスマスケーキを届けた仮設住宅の方々の笑顔は、洋菓子に携わるものとして忘れられない経験」と阿部さんが謝辞
卒業生を代表して謝辞を読んだのは、SCA カフェ・パティシエ科の阿部美月さん。「震災から2ヶ月後、大きな不安のなかで新たな期待を胸に臨んだ入学式が昨日のことのよ うです。学校生活のなかでも被災地の仮設住宅で暮らす方々にクリスマスケーキを届けたサンタプロジェクトで、心を込めたケーキを大変喜んでいただき沢山の方々の笑顔を 見られたことは、洋菓子の道を目指す者として一生忘れられない経験です。本校で得 た知識、技術、経験を糧に目標に向かって走り続けます」と未来への決意を語りました。
謝辞を読み上げる阿部さん